News&Report

「お絵描きワークショップ」を行いました

親子ふれあい交流事業「お絵描きワークショップ」
6月15日(日)、大中町子ども会とアーティスト林友深のコラボイベント、親子ふれあい交流事業「お絵描きワークショップ」を行いました。
親子ふれあい交流事業「お絵描きワークショップ」 親子ふれあい交流事業「お絵描きワークショップ」
会場となった里美の荒蒔邸に大中町子ども会の親子59名が集まり、グラスデコ(乾くとステンドグラス風になる透明絵具)を使って自由に描いたり、風鈴へ絵付けをしたりなど子供達に大好評のワークショップになりました!
親子ふれあい交流事業「お絵描きワークショップ」
梅雨の晴れ間の好天の下、昼食は冷たくておいしい「流しうどん」で参加者のおなかを満たしてイベント終了しました。

コイノボリガーランドワークショップを行います

コイノボリガーランドワークショップ
水府地区アーティスト・ミヤタユキにより行われている「水府コイノボリプロジェクト」の一環として、5月5日(こどもの日)に、常陸太田市の親水広場休憩スペースにてコイノボリガーランド作りワークショップを行います。ぜひご参加ください。

日時:5月5日(月)13時-15時半ごろ

場所:親水広場休憩スペース(山吹運動公園内)
〒313-0007 茨城県常陸太田市新宿町1

内容:コイノボリをハサミでカットし、ガーランドを作ります。

※事前の申し込みは不要です。当日直接現地にお越しください。

※「水府コイノボリプロジェクト」とは…
竜神大吊橋で開催されている「鯉のぼりまつり」で使用されなくなったコイノボリを再利用し、アートしよう!というプロジェクトです。バックやテント、傘、ガーランド…などなどこれから何ができるかお楽しみに。

サポーターを募集します

「常陸太田アーティスト・イン・レジデンスサポーター」を募集します。

「常陸太田アーティスト・イン・レジデンスサポーター」とは、アーティスト・イン・レジデンス事業において、イベント運営やインターネットを活用した情報発信等を補助していただくボランティアスタッフです。

活動内容や応募方法については、以下のとおりです。ご応募お待ちしております。

活動内容

  • イベント運営(受付、記録)の補助
  • 情報発信等(インターネットを活用した)の補助
  • ワークショップやアート教室の準備の補助 等

報酬等

無償

登録方法

指定の申込用紙に必要事項を記入のうえ、事務局(少子化・人口減少対策課)へ提出をお願いします。

メール・郵送・FAXまたは持参にて提出ください。

提出先
〒313-8611 常陸太田市金井町3690 少子化人口減少対策係宛
kikaku3@city.hitachiota.lg.jp
TEL:0294-72-3111(内線314・346)
FAX:0294-72-3002

その他

  • 常陸太田市市民活動保険に加入します。
  • 登録期間は無期限とし、退会方法は本人の申し出等によるものとします。

規約/申込書ダウンロード

「旅のCAFE in常陸太田 アートミーティング」の記録

2014年3月1日(土)に開催した【旅のCAFE in常陸太田】
アートミーティング(郷土文化保存伝習施設「こしらえ館」16:00~17:30)にてアート、アートじゃないこと・・旅、おやこ、商店街、一日の振り返りなどについて、参加者・関係者が思い思いに述べる時間となりました。

雰囲気は和やか、時に大笑い。でも中身はとても濃厚。大人の輪の中心では子どもたちがわいわい、きゃっきゃと謎のインスタレーション・・今回の旅を象徴するような光景の中でのミーティングとなりました。

以下はその際の、発言メモです。さまざまな気付きがありましたので、アップさせていただきます。

まずは今日の【旅のCAFE】について。今回の旅はこれ以上の人数ならワークショップが成立しなかったかな(一般参加:31人)。魔法のかかる数ってあって、今日のワークショップも『これくらいの人数、これくらいの親ならこんな魔法かな』というところでうまくいったと思う。

今回は東京からのツアーバスが出なくて残念だったけど、(交通費負担の大きいやり方で親子を)東京から呼ぼうとすること自体違うのかなということもあったりして。

親子旅は経済効率にあわないと非常に思う。そこは通常と違うやり方、見せ方をしないといけないのかな。親子の時間をつくることを考えたとき、受益者負担だけではすまないところがいよいよあるかなと思う。

うちの場合、今日ぐらいの年齢の子どもがいたときって30代の公務員と専業主婦の家庭で、休みの日の使い方とかお小遣いの使い方とかあって。それもよく考えてやっていくにはどうしたらいいかな。その一方でこういう機会を知ってほしいなーというものある。

そこで、清瀬さんの息子さんはこの騒音でもグースカ寝ていたよね。彼にとってこの環境は迷惑なものではない。それもどういうことかということもちょっと話してみたい。

山本 哲士さん(イベント総括)

清瀬さんの息子さんが寝ていたことは象徴的だよね。例えば、お母さんが一生懸命子育てしていてもなかなか寝ないという神経質な子どもが、こういうところに連れてくるとお母さんも楽しい、お父さんも楽しいと、子ども寝ちゃうってことある。そうすると、お母さん我慢しなくていいんだな、親も一緒に楽しんでいいってことに気付いてくる。今日みたいな状態、親に連れ回される子どもっていいんじゃんって思う。

商店街で育っていろんな人がいる中で過ごすことって良いと思う。今の環境は輪切り。同じような学年、同じような子どもがそろっている。そんな中、大人に交じったり、斜めの人いたりで経験値つめることは、子どもにとってすごく良い。

Mo-Houseで授乳ショーというのをやっているんだけど、司会の助産師さんが「ここにいる子どもたちはきっとニートにならない」ということを言っていた。社会にもまれて育つことは子どもにも親にもいい。そういう機会を持ちたいけど敷居が高かったり、お金も出せないと言われちゃうとどうしたらいいか、と思うところある。

そこで「子どものためにいいですよ」と、子どもを口実に大人をひっぱってくるが、実は親にこそいい。というやり方はどうかなと思ったり。

光畑 由佳さん(Mo-House代表、NPO法人子連れスタイル推進協会代表理事)

自分の例でいうと美術館時代、365日中の250日くらい子ども対応のワークショップをやっていた。そんな中で、お金を払って展覧会をみていく人は極めて低い割合。最初は美術館でも展覧会みないとワークショップできませんをやっていたけど、それはやめにした。

学校や幼稚園免除で無料で展覧会をみていくのは60%以上で、そうはいっても、お母さん方の分かかるのはそれなりのお金になって関門になってしまう。

子どもには美術館に来てもらうだけでとてもいい。いてくれるだけで美術館が活性化して元気な場所になるんだよね。

今日は雨で鯨ヶ丘を歩いているのは旅CAFEチームくらいだったけど、子どもの声が響いている、子どものいる風景って大切ですよね。佐藤さん、そのあたりはどうですか?

山本さん

常陸太田で子どもがまとまっている場所ってあんまりないんですよね。たまたま旅CAFE前の3日間はミヤタさん、林さんが市内の進徳幼稚園で親子で楽しめるワークショップをやったんです。

常陸太田は高齢化率が30%を超えているが、いる場所にはこんなに子どもがいるんだよなと思った。新聞取材が来ていたが、子どもの話題は記事にしやすいだけでなく、気持ち的に良い写真が撮れたと言われたことも印象的で。

子どもって将来、未来をすごく感じられる存在ですよね。自分は未来をつくる仕事をしているので、責任を負っているのは僕たちだと思う。(進徳幼稚園や旅CAFEでの機会は)子どもたちのために、どうやってより良い社会を作れるかと感じる場。だれでもそういう場に立ち会うと心が和み、前向きになる。子どもはいるだけでエネルギーもらえると思うんです。

佐藤 啓さん(常陸太田市役所、総務省)

さて、せっかくの機会なので、旅でもアートでも商店街でも今日の感想でも、どんなテーマでもいいので皆さんのお話を聞かせてください。

山本さん

私にとって旅と言えば家族旅行。父が子どもにいろんなところを見せたいと国内いろいろ連れて行ってくれた。今日のような機会があって小さい子、家族だけでなくいろいろ人が集まることって楽しい。子どもが成長するなかで、いろんな人と触れ合うことって大事だなと感じました。

井坂 聡行さん(常陸太田市役所)

大人が楽しむことってけっこう難しいと思うんです。飲み友達が子どもがいるからなかなか行けなくなったとか、親になった同級生が同窓会で「こんな楽しいこと大人になってもできるんだ」と言っていたが、自分たちの範囲の中で縮こまっちゃっていること多いのかなと思う。

親がバカになる姿を子どもに見せることって大切なのかな。海外旅行での実感ですが、出会った人たちがけっこうバカなことをやっていて。外国でアクティビティーに参加したとき、いい年のおじちゃんやおばちゃんが夢中になってはしゃいで、それを子どもも一緒に楽しんでる光景があって。そういう場を作っていけるとみんながもうちょっと楽になれるんじゃないかな。

坂本 裕二さん(旅のCAFEスタッフ)

今日の旅、大人2000円の価値があったと感じた。いろんな経験できた旅だったので、 次回あったらまた参加したい。一度たのしいとわかると次につながると思うんです。

ただ、主婦の参加者が少ないなと思った。主婦の口コミはすごいのでどんどん広がると思う。私も今日のことを友達に伝えたい。そして今回のような機会に参加する人が増えていくとうれしい。

清瀬 仁美さん

これまでの旅CAFEは、今日みたいにお子さんがたくさんいる形は少なかったが、最近家族連れが参加してくれるようになってきた。子どもがいると楽しい。自分はイベントの様子を撮影しているということもあり、子どもが楽しそうな場面、いろんな瞬間がおさめられる。これからもっと子連れが増えていくとうれしい。

瀬能 啓太さん(茨城大学 写真担当)

旅のCAFE発足時から関わっているが、参加する方々の顔ぶれが変わって来ている。やっていることも毎回違うこともあり。スタッフ側としてはイベントの満足度をあげられるようにしないとなと思う。いろんな経験をつんでよいイベントできるようにしていきたい。

鈴木 聡さん(旅のCAFEスタッフ)

私は市民の側からお話しますね。私は下町商店街の近くで育った。この辺の子どもは普段触れる大人の種類が限られているから、アーティストや山本さんみたいな感じの人が来てくれるといろんな種類の大人に触れられていいと思います。またぜひ来てほしい。

根本 聡子さん(「子育て上手 常陸太田」推進隊)

母が、子どもがいるから自分の行動を制限するということのないタイプだったので、お母さんが子どものために行動を制限することに違和感がある。子どもがいるから楽しいことってあるし、子どもがいてもできることはたくさんあると思う。制限するのはもったいない。

こういう機会があって、お母さんたちも楽しめる環境あることが大事だと思う。ほっといても子どもは育つからもっと気楽でいいと思う。

本橋 乃依さん

旅のCAFEは、大子の回が初めてで、牛久、土浦と参加してきた。参加していて思うことは、親が楽しめると子どもも素直に引き込まれて楽しくなっていく。ほっといても子どもは自分たちで楽しいことを見つけられるということ。

こういうワークショップって普段経験できないことを子どもに経験させたいと参加する。今日は自分の息子が紙やすりに夢中になっていたのを見て「この子こういうこと好きなんだ」といろんな発見あった。

お母さんが自分で楽しいと思うことをもっとやれるといいなと思う。その一歩を踏み出せないお母さんは多いけど、周りのみんなにどんどん声かけて「もっと親が楽しんでいいんだよ」と言っていきたい。

伊東 貴子さん(NPO法人子連れスタイル推進協会)

旅のCAFEは3回目。今まで船橋に住んでいて茨城のことはほとんど知らなかった。旅CAFEはマニアックなところを回るので、茨城を知るよい機会になっている。これからも参加していきたい。

伊東 一晃さん

NPOで働きだして、子どもがいるお母さんが行動を制限されるということがわかるようになってきた。今回の旅CAFEに来る前に、子どものいるスタッフが自分の2、3歳の娘をイベントに連れて行っていいよといってくれた。最初は連れて行こうかなと思ったが、スタッフとしていくことを考えたら、仕事にならないかもとためらった。子ども連れで活動が制限されるってこういうところなのかな。

自分の親は子どもの頃、休日にいろんなところにつれていってくれた。野外活動、体験の中でいろんな大人を見たり、お兄さんお姉さんと関わったことが記憶に残っている。そういう経験を自分の子どもにもさせたいと思う。

小野瀬さん(NPO法人子連れスタイル推進協会)

今日のワークショップに参加して、筑波大学附属病院でやっていたワークショップを思い出した。重症患者の方が検査に向かう緊張感を和らげたり入院しているおじいちゃん、おばあちゃんの気持ちを軽くできるようにと、検査にいくまでに通るガラス張りの通路でやっていた。

4、50代やお年寄りを想定してのワークショップだったが、参加者のほとんどが、親にくっついてきた子どもで。

ワークショップの内容は子どものために組み立てたものじゃないけど、子ども中心になっていいのかな?ずれてないかな?とその時は気になっていた。でも子どもをきっかけに患者の大人たちが集まってくることは確かにあって。(今日の旅CAFEで)病院でのワークショップに子どもがいたことよかったのかなと思えた。

内 奈都美さん(旅のCAFEスタッフ)

旅CAFEの準備では親子旅の組み立ての難しさを感じた。シーンの設定、食事の手配など、親子の求めるところとずれているのでは?と思うところがあった。でもやってみると皆さんそれぞれに楽しんでいた。まち歩きの時間が短くてお醤油屋さんの見学で時間が押してしまったり、間に合わない親子がいたけど、それはそれでまち歩きをゆっくり楽しんでいたり。

親子旅は寄り道が多い。旅の組み立ては余裕を持ってゆったり考えられるといいと思った。

柴田さん

このイベント前の3日間は親子テーマに活動していて、最後がこの旅のCAFEで思うところいろいろあった。

いつもは親が子どもに教えること多いが、遊びに関しては子どもが親に教えている。夢中になれるもの見つけられると子は放っておいても育つ。親が夢中になれるものを見つけられないのも放っておけない理由かなと思う。子どものことでいっぱいになっちゃうから。何かに夢中になる姿は子どもたちが教えてくれる。ワークショップでも親がどんどん夢中になっていた。

旅のCAFEで思ったが、全部が決まったスケジュールではなく、余白を残したフレームづくりが大切ということ。(余白を残しておくと)あるものから子どもたちが何かを作り出したり、広げていく。

私は昔から、ワークショップとか一時的に初めての人と関わったり大人数で関わることが苦手だった。でもそれと今日の旅CAFEは違うなって思った。それは、放っておいてくれたり、親が話している間正座しているわけではなかったり、ここで遊びなさいと言われる訳でもなかったりすること。走り回っても、知らないおばちゃんに話掛けても怒られない。はさみも使える。今日はやっちゃいけないってことがあんまりなかった。

そしてもう一つ思うのは、自分の経験からも、親が夢中になっている姿を見ることは子どもはぜったいにうれしいということ。

私のお母さんはフルタイムで働いていたが、陶芸家なので好きなことを仕事にしていた。いつも楽しそうに1人で遊んでいるお母さんの背中見て育った。楽しそうなお母さんを見ていたから、私は放っておかれても育ったんじゃないかな。

林 友深さん(常陸太田アーティスト・イン・レジデンス)

私は今は芸術、昨年度は旅を仕事としてやっていたけど全然違うことをやってるという感覚はない。私の住んでいる水府にはおじいちゃん、おばあちゃんしか周りにいないけど、なんの違和感もなく。今日みたいに子どもがいてもなんの違和感もなく。観光、子育て、芸術というが、結局はひとつだなと思う。

行政や民間企業がやると大抵は言葉で表現するので 分けられちゃうことがほとんどだけど、アーティスト目線でいうと、すべてひっくるめて言葉にせず「みんな来てここで遊んで」という気持ちがあるだけで。

仕事でアーティストをやっているわけではなくて、生きている中で絵を描いて作っている。子どもと同じことをしてるだけ。広く考えれば人間はみんな同じ。みんな同じで隔たりなくなる空間が大切(林:子どもが単純化してくれるんだよね)。それが当たり前だから。分化する必要なんかなくて。

人は何でもできる。「私はこれしかできません」はおかしいなって思う。だれもがママに、パパに、子どもになれる。

今日のようなことはぜひ、他の地域でもやってほしい。何者でも、なんにでもなれる空間がいつもどこかに存在すべきなんだなと思う。

ミヤタユキさん(常陸太田アーティスト・イン・レジデンス)

分化の部分の話は、身につまされる。今回のような親子旅を観光物産課という分けられたエリアで考えると、どこかでお金を生み出さないとならない。この事業を福祉の部門が扱ったら出口が全然変わると思う。ただ、そこにはどこか楽しいエッセンスが必要で。

昔の観光は物質と金銭の消費だったのが、これからは時間の消費といわれている。そんな中、旅のCAFEがやっていることは理にかなった取り組み。時間消費ではお金を生み出すのが難しい。子育て旅をやろうとしたとき、よそから人を呼び、県内でお金を落としてもらい活性化させることを考えると、股裂きにあって苦しい部分。

観光庁にいたときに、NPO法人ファザーリング・ジャパンの人とつきあう機会があった。そこでは絵本を読むのにお父さんがギターを弾いたりしていたけど、自分はそこまでやれないなと思うところあったりして。(子育てにおける「よい」というものをとことん追求する人と)自分・現状との隙間があき過ぎて、途中の目標が置けなくなっている。このステップをうめることが必要。

一方で、県庁の雰囲気をみると、子育て支援を一生懸命やるのは子ども家庭課の仕事だよねという考えがあって、例えば(部署という分化を超えて)自分の部局なら子育て支援で何かできることあるか・・、考えている人がどこまでいるかは疑問。

分化されているが故に考えられることを考えようとしない。分けられた世界で安住しているところがある。そこは課題と思う。今回考えるきっかけになった。

清瀬さん

分化しないほうが楽なんじゃない?というのは大きなテーマ。効率がいいから仕事と家庭、 仕事の中を分けてるけど、逆にすごく苦しくなっている。

何度か被災地支援に行っている、あるお医者さんのお話で、先日の支援で一緒に行った人たちが子どもを連れていたんですって。お医者さんは何度も支援に行っているけど、子ども連れでは初めてで、それが楽しかったんだって。笑っていいんですねって。

今は分化することでがんじがらめ、空気読んで楽しんじゃだめと思っている人が多いのかな。

いま話しているこの真ん中で子どもたちによる謎のインスターレーションが行われている。この子たちを見ていて良いと思いません?自分の子どもがこんな風に育ったらいいじゃんという子どもそろってる。

一時間近く自分と関係ない話をみんながしている状況で、大騒ぎしてお母さんの邪魔してもおかしくないのに、全然そんなことない。親じゃない大人に抱っこされても泣かない。そんな風に育つといいなーと思うんじゃないかな。そこは切り口になるかなと思った。

光畑さん

皆さんありがとうございました。ここでちょっとバラバラな話ですが・・非常に今日思ったのが、今までこの十何年、高齢化の中、おじいちゃん・おばあちゃんが子どもと触れ合うことで元気にとやってきたが、今日で考えを変えました!これからは若い人たちに、子どもがいる状況、こういう風景たのしいぞをとことん見せつけたい。早く子ども作ろう、結婚しようというあこがれ感を持たせたい。

それはワークショップの時によくキティーちゃんの話をするとこにつながってるんだけど、キャラクターには小さな子からお年寄りまでオールマイティーの共有の良さがある。子どもや親子は、高校生から見てもキラキラしているもの。

13年くらいまえ、美術館で毎月「やぁ!ミュージアムキッズ」というワークショップをやっていた。それは必ず11:35に終わる。ずっと美術館にいることないよ、せっかくの休日、お昼はパパ、ママとどこかで食べようよという思いがあった。

何が言いたいかというと、余白の話が出たが、親子の旅のコースをつくるのはやっぱり無理と思うんです。ただ、どこかで何かがやってるよという安定したものは必要で。

そこで、林さんが「玉喜屋ってお菓子屋があるよ。和菓子美味しいらしいよ」と言ってくれて、反対の耳ではミヤタさんが「竜神橋でバンジージャンプできるらしいよ」というふうなこと教えたり。それは分化の逆で、一つからの広がりなんじゃないかなと思う。

そして最後に、昨日亡くなった「まどみちお」さんがいなかったらボクのワークショップはなかったかなと思う。

「ぞうさん」という詩が書かれた昭和23年は、戦争でまだ動物園にぞうさんがいない時代。「ぞうさん」ができた背景を記者が質問したことあったという。まどさんはあまり真剣にインタビューに答える人ではなかったから、記者がどんどん進める質問に「ええまあ、ええまあ」と答えてできたという「ぞうさん説」がある。

それは、まどさんが子どもと動物園に行ったが、そこにぞうはいなかった。でもまどさん親子には見えない像が見えていた—。というもの。

ところが「サッちゃん」の詩を書いた阪田寛夫さんがまどさんにインタビューをしたら、そんな話はないんです、かわいらしいと思って書いた訳ではないという話になった(笑

詩人の吉野弘さんが“ぞうさん論”を書いている。歌を解剖してみるというもの。ぞうさんの歌は自分の得意を歌っているわけではないのでは?もしかしたら鼻が長いのは欠点かもしれない。いじわるな感じに「あなたってお鼻が長いのね」って言われても間髪入れずに「そうよ母さんも長いのよ」と言い返せるのは母の強さ。そういう親子の姿って面白い。

最後の最後になりますが、旅は非日常だけど、子どもはどこでも日常。非日常を日常にしていまう力がある。それがすごく面白いんだな。

本日はありがとうございました。

山本さん

旅のCAFE in常陸太田「アートミーティングの記録」

「親子アート体験」が行われました

スタッフの高野です。
2014年2月26日、27日、28日の3日間にわたり、常陸太田市立太田進徳幼稚園での「親子アート体験」が行われました。

2014年2月26日 1日目。
「モビールを作ってかざろう」年少さん親子32組

8時30分:スタッフとアーティストが進徳幼稚園に到着。手作りの看板とスケジュール表をホワイトボードへ掲示。材料や道具を配布したり会場の準備を行いました。

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9時30分:園児とお母さんたちが会場に集合。アーティストお2人の自己紹介の後、林さんより本日のタイムスケジュールとモビール作りの説明がありました。

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9時40分:1人あたり3枚配られた画用紙にペンやクレヨンを使って、それぞれ○やぐるぐる線、親子のお互いの顔を描きました。手が止まっている子がいないか、保護者が積極的に取り組めているかアーティストのお2人が各グループを巡回しました。

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10時15分:画用紙に描いた絵を好きな形に切り取り、モビールの飾りを作りました。

10時30分:カラフルな毛糸やタコ糸でブドウの枝に飾りを吊るして完成。バランスをとる作業が難しかったですが、親子の似顔絵がゆらゆら揺れるかわいらしいモビールができました!

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11時00分:林さんからまとめの言葉。保護者にアンケート記入にご協力いただき、全員に缶バッジを1つずつプレゼントして終了。林さんがイラストした缶バッジ5種類がどれもみなかわいいのでみなさん迷って選んでいました。

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2014年2月27日 2日目。
「お面を作ってなりきろう」年中さん親子31組

事前にスタッフが「特徴」と「性格」の書いてある「くじ」を作成。また、林さんと郡戸幼稚園のアトリエにて、段ボールでお面の土台づくりをしました。

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8時45分:スタッフとアーティストが進徳幼稚園に到着。手作りの看板とスケジュール表をホワイトボードへ掲示。材料や道具を配布したり会場の準備を行いました。

9時15分:園児とお母さんたちが会場に集合。アーティストお2人の自己紹介の後、林さんより本日のタイムスケジュールとお面作りの説明がありました。

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9時35分:くじBOXから園児が「特徴」と「性格」が書いてある「くじ」をひきました。くじの内容は、「ひげがながい」「くちがおおきい」「べろがながい」「めがとがっている」・・・など分かりやすいものから、「ちからもち」「わらいじょうご」「あつがり」「いたずらっこ」・・・など、少々形にするのは難しいお題もありました。
そのあと、さまざまな形や色のお面の土台の中から1つを選びました。カラフルなビーズや毛糸、空き箱、トイレットペーパーの芯、プリンカップ等もお面作りに利用しました。

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9時45分:お面作り開始。2枚のくじの要素を備えたお面を作ります。手が止まっている子がいないか、保護者が積極的に取り組めているかアーティストのお2人が各グループを巡回しました。

10時45分:お面完成!自分の作ったお面に名前を付けて、自己紹介を行いました。体の半分ほどの大きなお面を持って、みんな誇らしげに発表をしていました。

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11時00分:林さんからまとめの言葉。保護者にアンケート記入にご協力いただき、全員に缶バッジを1つずつプレゼントして終了。

2014年2月28日 3日目。
「みんなの海を描こう」年長さん親子51組

事前にスタッフが段ボールでジャバラの海を作成。(約120cm×約480cm)

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8時45分:スタッフとアーティストが進徳幼稚園に到着。手作りの看板とスケジュール表をホワイトボードへ掲示。材料や道具を配布したりジャバラの海を設置したり、会場の準備を行いました。

9時25分:園児とお母さんたちが会場に集合。アーティストお2人の自己紹介の後、林さんより本日のタイムスケジュールと海の生き物作りの説明がありました。

9時40分:親子で海の生き物を制作開始。描き終わった園児から、グリッターグルーというキラキラしたラメ入りのペンでデコレーションしました。完成したら裏面にマスキングテープを付けて、ジャバラの海へ自由に貼り付けました。

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10時15分:1度制作を中断し、みんなで足りないものはないか?何があったら良いか?を考えました。サカナ、クラゲ、サメ、人魚など予想外にたくさん出来上がり、準備した海では面積が足りず青い模造紙を窓や壁に貼って対応しました。

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11時00分:みんなの海が完成!

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林さんからまとめの言葉。保護者にアンケート記入にご協力いただき、全員に缶バッジを1つずつプレゼントして終了しました。

普段は家事に追われ忙しい毎日を過ごしているお母さんたち。なかなか子供と一緒に遊ぶ時間はとれないのでは?この3日間を通して、夢中になって一緒に1つのものを作りあげる親子の姿をたくさん見ることができました。

林さん、ミヤタユキさんが園児とそのお母さん達と一緒に、絵を描いたり工作をしたり…、とてもにぎやかなワークショップとなりました。

3日間お疲れさまでした。また、ご協力いただいた進徳幼稚園の先生方や参加してくださったお母さん方、大変ありがとうございました♪

「アートミーティング in 常陸太田」が行われました

金砂郷地区にある閉園になっていた郡戸幼稚園。常陸太田アーティスト・イン・レジデンスのアトリエとして一部を使用させていただける事が決定し、そこでレジデンスアーティストの林友深・ミヤタユキが制作活動をおこなっていきます。
アトリエオープンイベントとして2014年1月26日(日)「アートミーティング in 常陸太田」を開催いたしました。

8時:ミヤタさん、林さん、市企画課担当者が郡戸幼稚園開錠を行い、大子よりヤマダヨシカズさん作の段ボールアートを搬入しました。

9時30分:スタッフ集合。幼稚園入口の道路に立て看板を、正面玄関に「アートミーティング」看板を設置しました。

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10時: 「松栄町老人会」へご挨拶を行い、イベントのチラシを持参して「アートミーティング」への参加を呼びかけました。

10時30分:地元協力者より、まぜご飯、けんちん汁、鶏の煮物、漬物、しぼりたて牛乳、甘酒、白玉おしるこなど差し入れがありました。

11時:受付を開始。来場者には、準備していた(缶バッジx2、アーティストのプロフィールカード、ご案内チラシ、アンケート)を渡しました。

アーティストは、アトリエで来場者と対話、作品の説明や、林さん指導のもとグラスデコ作りを体験いたしました。

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11時30分:JR常陸太田駅へゲストの佐藤悠さんを市企画課担当者がお出迎えに行きました。

12時:来場者、レジデンスアーティスト、到着したゲストの佐藤悠さん、スタッフ、地元協力者みなさんで昼食をいただきました。心づくしのおもてなしに、来場者、ゲストの佐藤悠さん、スタッフ一同、笑顔で食事を楽しみました。

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12時50分:ワークショップ会場のマイクチェック、椅子の補充、来場者の誘導などを行いました。

13時:参加者全員で即興で物語を作り1枚の絵を描く「いちまいばなし」のワークショップが始まりました。

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1回目:13時~ 「少子化問題から始まり、なぜか人間とチーターの戦いになってゆく話」(参加者大人22名、こども5名)。

2回目:14時30分~ 「福島の原発が、なんやかんやで宇宙のホットケーキになってしまう話」(参加者大人17名、こども2名)。

3回目:16時~ 「運動会の借り物競走で1位を取りたいお姫様の夢の話」(参加者大人20名、こども1名)

1回目、2回目は社会的なトピックから始まるなかなか珍しいお話。1回目の少子化問題というのは、常陸太田が子育て支援に力を入れている事(「子育て上手」)があったり、2回目の原発についてはここが原発に近い事もあり、土地柄に強く関連するところから始まった物語でしたが、結末は何とも言えないカオスな物となりました。

3回目は、お姫様の登場で全体的にだいぶおとぎ話調となり、いっけんまとまりは良かったのですが、お姫様が借りてくる物が「元カレ」と判明した所で場内は一変し、生々しい借り物レースに会場は、ざわめきと笑いにつつまれました。

「全く違うことを考えている他者とどう向き合うか」を、体験的に知るワークショップ。分かち合い協力しながら、バラバラな仲間と物語を作り出していく。地域で他者と物語を紡ぐには、どうすればよいのかを、笑いながら学ぶ、常陸太田アーティスト・イン・レジデンスのスタートにふさわしいワークショップでした。

17時30分:イベントが終了しました。来場者数57名(受付名簿記載人数)。ワークショップ「いちまいばなし」合計参加者数 大人のべ59名、こどものべ8名でした。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました!

アンケートの一部をご紹介します(各吹き出しをクリックしてね)
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「アートミーティング in 常陸太田」を開催します

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2013年10月より開始した常陸太田アーティスト・イン・レジデンスのアトリエとして、
金砂郷地区にある郡戸幼稚園の一部を使用させていただける事が決定しました。
閉園になっていた幼稚園です。

そこで、レジデンスアーティストの林友深さん・ミヤタユキさんが制作活動をおこなっていきます。
1月26日(日)、アトリエオープンイベントとして「アートミーティング in 常陸太田」を開催します。
常陸太田アーティスト・イン・レジデンスや常陸太田のこれからをアートに考える1日です。
地元の皆さん、一般参加者、アーティスト、スタッフがアイディアを出し合い、
ワークショップ形式で協議、議論するイベントです。

当日は、林友深さん・ミヤタユキさんが滞在します。
制作を開始したばかりではありますが、ぜひアーティストとの対話をお楽しみください。
規模や形態を変化させながら、定期的に開催する予定です。
毎回、地元の方やアーティスト等様々な分野の方をゲストでお呼びし、
ワークショップをおこないます。

日時:2014年1月26日(日)
〇オープンアトリエ11:00~18:00 ※出入り自由
〇ゲストアーティスト佐藤悠によるワークショップ
「いちまいばなし」全3回、各40分
・13:00-13:40
・14:30-15:10
・16:00-16:40

場所:常陸太田アーティスト・イン・レジデンス アトリエ
郡戸幼稚園(茨城県常陸太田市松栄町28-1)
※公民館としても使用されるスペースの一部をお借りしています。

初回の1月26日は、アーティストの佐藤悠氏をゲストに迎えます。
1枚の紙に絵を書きながら、その場にいる全員で即興で物語を作る「いちまいばなし」ワークショップをおこないます。その場、その時、その人達にしかできない物語をつくります。
常陸太田AIRの今後とリンクするオモシロイWSになると思います!

20140126_2

佐藤 悠(sato yu)

一見何も無いところから、誰かが関わる事で表現が紡がれてゆく現場を作っています。
Webサイト:http://yusatoweb.wix.com/yusato

1985 三重県生まれ
2011 東京芸術大学先端芸術表現科修了 現在同博士課程在籍

主な展覧会、参加企画等
2009「六本木アートナイト」出展(ホテルアイビス/六本木)
2012「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」出品(十日町市/新潟)
2012「黄金町バザール2012」参加(黄金町/横浜市)
2013「東京インプログレス リバーサイドツアー」参加(隅田川/東京都)

チラシ:アートミーティング in 常陸太田(pdf 4.13MB)

いばキラTVにミヤタユキさん、林友深さんが出演いたしました

いばキラTVstation( http://ibakira.tv/ )にアーティストのミヤタユキさん、林友深さんがゲスト出演いたしました。

いばキラTVstationアーカイブス(H26.01.20夕)より

夜空の旅のCAFE in 常陸太田

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冬の夜。空を見上げる。
月、星。飛行機…。
常陸太田市金砂の校庭で、白い息して、空を見る。
宿泊も可。
夜話テーマ:
例①ヒタチオオタのアーティスト・イン・レジデンス
例②【旅のCAFE】のこれから話 とか
ささやかな年末スペシャル。

日時:2013年12月20日(金)

集合場所:金砂ふるさと体験交流施設「かなさ笑楽校」
茨城県常陸太田市下宮河内町820

時間:19:00~
※スタッフは18:00より会場におります。

参加費:1000円 (けんちん・ホットドリンク等)
※希望者はかなさ笑楽校に泊まることもできます(別途 宿泊費2000円がかかります)
宿泊希望の方は12日(木)までに info@tabino-story.com へ人数をご連絡ください。

主催 / 茨城県観光物産協会

林友深さんが決定いたしました

2人目のアーティストに、林友深さんが決定し、2014年11月1日委嘱状の交付を行いました。

林友深さんが決定いたしました
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