渡部智穂 こどものおえかき教室 『Poco a Poco』
7月 の 『こどものおえかき教室 Poco a Poco』
月一回のおえかき教室
Poco a Poco(ポコアポコ)の日でした。
そして、
今月は人物モデルを描きました。
実際に人物を見ながら描ける経験は
貴重で贅沢です。
ポコアポコの生徒たちは
初めての体験でした。
モデルを引き受けてくださったのは、
塩原慶子さんです!!
モデルさんは、
動けないことも辛いですが、
一番は眠気との戦いです!
子供たちは、
初めての経験に戸惑いながらも、
真剣に描いています!!
色々な学年の子供たちが同じ課題に取り組んでいるので、
それぞれのペースに合わせて声をかけます。
塩原さんの特徴をとらえています。
まつ毛一本一本丁寧に描けています。
横顔ですが、奥にチラチラと見える
まぶたや頬など、よく観察できています。
眠気と戦う塩原さんが
寄り目で耐えている瞬間を
とらえていました!!
自然光の中で描いているので、
光と影の具合は刻々と変化します。
そのことに気が付いて、
影が変わってしまった…と相談してきてくれました。
残念ながら、先生は太陽を巻き戻せないのです…無念。
しかし、よく気が付いたと思います。
それだけ良く見て描いているということです。
素晴らしいです!
絵具を混ぜて色を作ることに挑戦しました。
絵具セットの肌色が、
モデルさんの肌の色と違うことに
自分で気が付いて、相談してきてくれました。
よく、気が付けました!
大きな一歩です!!
8月は「静物画」に挑戦します。
こどものおえかき教室 『Poco a Poco』 6/20
こどものおえかき教室『Poco a Poco』
2回目のお教室は、
先月に引き続き名画の模写です。
前回の続きに取り組む子や、
新たな名画に取り組む子。
それぞれのペースで進みます。
今日は教室に来たときから、
気が進まなかった様子の彼。
フェルナン・レジェの模写をしていますが、
あまり集中できず…
途中から、地図の絵本に切り替えてみました。
レジェはフランスの画家なので、
フランスの場所を見つけ、
国旗やお城、エスカルゴなど、フランスについて調べました。
小学一年生。
気分ののらない日もあるよね。
2時間、よく我慢できました!
丁寧に描いています!
新作のフリーダカーロの自画像に挑戦。
どこより先に唇に色を入れるハイセンスに吃驚します。
背景の植物、
口髭、
肌の色や髪の毛の様子など、本当によく観察できていました。
7月は、人物モデルを招いての
人物画に挑戦。
きっと貴重な体験となるでしょう!
肌の質感や髪の毛の色やうねり、
モデルのキャラクターなど、
描きどころは沢山。
次回が楽しみです。
こどものおえかき教室『Poco a Poco (ぽこ あ ぽこ)』 始めます!
こどものおえかき教室を始めることになりました!
かなさごう児童クラブ(児童クラブの子供達向け)と
鯨ヶ丘商店街にある「Cafe+1」の2階(一般小学生向け)で行います。
教室の名前は『Poco a Poco』 (読み:ぽこ あ ぽこ)と言います。
Poco a Pocoとは、スペイン語で「少しずつ」という意味です。
この教室では、
昔の名画の模写行ったり、
静物や人物を見て描く…といった、
お絵かき教室らしいことを行います(笑)
チラシには、
講師:渡部智穂となっていますが、
本当の講師は、ピカソだったり、
フェルメールだったり、
若冲だったり(豪華講師陣!)、
花瓶の花や、果物です。
現在、常陸太田市には、
いろいろなアーティストが訪れ、
地域の中でアートプロジェクトを展開し、
様々な協働の場や、コミュニケーションの場が生まれています。
私自身も現在そういった活動を行っています。
また、今年の秋には大きな芸術祭も開かれ、
この状況は、さらに盛り上がるかもしれません。
私自身、とても楽しみです!
しかし、それと同時に
美術館のないこの地域で、
アートに触れる=アートプロジェクトに参加するという、
特殊というか、
極端な環境を生むことにはならないだろうか…も思ったりもします。
この、こどものおえかき教室で行うことが、
こういった状況のバランスを図る役目を持って機能してくれたらと、
思っています。
そして、子供たちにとって、
アートの多様な世界をのぞける
小さな窓になればと思います。