Art+1 オープンアトリエ作家さんのご紹介

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10月18日、19日開催のArt+1 オープンアトリエ 5人の作家さんのご紹介をいたします。

まず最初は里美の小室久さん。

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かな料紙とは、書道につかう装飾された和紙、書道と言っても和歌などかな文字を書くための紙です。 たぶん、皆さん古典とか歴史で一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。古今和歌集などの紹介写真で 和歌が書いてある、その用紙です。 ただの半紙ではなく、和歌の世界観なども合わせて表現できるように装飾の粋をこらして作られていました。 その工房が里美にあります。

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上の写真は「唐紙」というかな料紙の一つ。 浮世絵などに使われたのと同じ板木に模様が彫ってあり、雲母の粉を木版画のように 刷ってあるものです。見る方向によって、色合いがキラキラと変化し、 また模様が立体のように浮き上がって見えます。

需要の大きかった昔は、様々な行程をそれぞれの職人さんが担ってきたそうですが、 現在そのワザを引き継ぐ人がすくなくなり、必然的に一人で多くの行程をこなすようになってきたと 小室久さんからうかがいました。 工房の内部は、その行程行程で使われるであろう道具の数々が きちんと並べられています。道具ひとつひとつがとても魅力的です。 ここにご紹介したのはほんの一部です。小室久さんご本人から 作品のご説明をいただけるのは、本当に貴重な機会です。ぜひカメラもご持参で お出かけください!

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小室かな料紙工房

 

http://kanaryoshi.com/

〒311-0508 茨城県常陸太田市大菅町211-2 (地図)

(塩原慶子)