第三回伝統工芸展を開催します。

第三回 常陸太田の伝統工芸展「漆」

第三回 常陸太田の伝統工芸展「漆」

日本における工芸品や生活道具は地域に深く根づき、長い間その土地に暮らす人々の日常の中で親しまれ、役立ってきました。常陸太田においても、地元の材料を活用した生活の道具や工芸品が生み出されてきました。それらの成り立ちを知って頂きたく、「常陸太田の伝統工芸展」を開催いたします。

第一回「かな料紙」、第二回「雪村うちわ・河合の箒」につづいて、第三回は「漆」です。茨城県北部は江戸時代から良質な漆の産地として全国に知られてきました。常陸太田市では水府地区・里美地区を中心に昭和50年頃まで漆掻きの様子が見られました。今でも、その名残のウルシが育っています。

文化財の修復に使用する日本産漆が見直される昨今、茨城県北部の漆芸家・漆掻き職人・ウルシ樹の生産者がともに連携し、漆復興へ向けて様々な取組みを進めています。
今展ではこの地の漆を使用した作品を展示するだけでなく、その製作過程で使用される道具や漆復興へ向けた取組みを紹介します。
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

令和4年 3月1日[火]~21日[月・祝日]
常陸太田市郷土資料館 1階企画展示室・2階会議室(常陸太田市西二町2186)
開館時間:9時〜17時(入館は16時30分まで)
入館料:無料

共催:常陸太田市教育委員会・特定非営利活動法人 結 / 後援:鯨ケ丘商店会
協力:奥久慈漆生産組合・山方漆ソサエティー・特定非営利活動法人 壱木呂の会