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風の名前〜貝寄風(かいよせ)
「貝寄」とも書く。大阪四天王寺の精霊会(しょうりょうえ)に供える
造花の材料である貝殻を、難波の浦に吹き寄せる風という。
貝は竜神から聖徳太子への捧げものとされる。
その頃に吹く強い雨風のこと。春の季語。
徳島県鳴門市で「彼岸の貝寄」といえば、
4月20日頃に吹く風で、方向は問わない。
「けよせ」「けよせかぜ」は鹿児島県姶良郡(あいらぐん)で
南西風、熊毛郡では「けーよせのかぜ」と言って、方向によらない
2月〜3月の季節風である。
貝寄風に 乗りて帰郷の 船迅し
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