林友深 blog
絵本の原画等、林友深の展覧会を行います
展覧会を開催します。
制作してきた絵本の原画全てと、絵画作品の展示をします。
会場では製本された絵本「常陸太田クレヨンの旅」の販売を行います。
その他のグッズも販売しようかなと思っています。
是非遊びにいらしてください。
以下詳細です。
会期
2月14日(日)〜28日(日)
月曜日休み
10時〜17時(最終日は14時まで)
場所
梅津会館 二階
絵本の一部をご紹介。
14日本日より!アトリエ開放ウィーク♪
本日13時よりオープン!
2015年の4月より暮らしてきた水府地区の町田町の家を一週間、開放します。同時に教室を開催します。
アトリエawairoと名付けました。awairoは「間(あわい)」と「色」を混ぜた造語です。
自分と他者、夢と現実、自然と人工、物と幻・・様々な「あわい」の中に生きること、そしてその間に広がるグラデーションのような色彩を想ってこの名前をつけました。
町田町の周りには幼稚園や保育園、小学校や中学校があり、子供たちも沢山あつまる場所です。
大人から子供まで沢山の人に来ていただけたらと思います。
以下、詳しい日程です。
◯アトリエ開放
日時:2016年1月14日(木)~22日(金)
13時~17時 事前に連絡していただけると助かります!
お休み:19日(火)
内容:お茶を飲みながらおしゃべりをしたり、宿題を見る等のご要望にもお答えします!来てくださった方で「いいよ」という方には肖像画(似顔絵)描きます。制作中の絵本や作品が見られたり、美術の本を読み耽ることもでき、グッズの展示販売もあります。
◯創作教室(ワークショップ)
日時:2016年1月14日(木)~22日(金)
平日 15:00~17:00
土日 16:00~18:00
お休み:19日(火)
会費:無料 予約制 定員あり
内容
・基礎デッサン(鉛筆の使い方~鉛筆デッサン)
・感覚をひらくワークショップ(透明絵具・画用紙等を使用)
おしらせおてがみ1月号
水府地区で全戸配布されている林友深の近況等を報告する「おしらせおてがみ」の1月号が発行されました。
お手元に届かない皆様に向けてブログから発信します。
画像データなので見づらいかもしれません。
あまり多くはありませんが、本紙が欲しい方はコメントにてお伝えください。
11月の絵、水府の風景
最近描いた絵や、撮った写真を載せます。
ヒタチオオタ芸術会議の会場「下平の菊池さん宅」の縁側からの景色。
ゲストアーティストの津田さんの作業風景や、家主の家族の方々を描きました。
おいしいおいなりさんなどいただきました。
津田さん制作時はレンズを障子にかざして映った電灯を見たり、傘に色を塗ったり様々な手伝いをしました。
ひーひー言いながらでしたが、充実した日々を過ごせて毎日何か大切なことを刻み付けているような心持ちでした。
展示は11月22日までです。
和久町にある「高台の菊池さん宅」も吊るし飾りがとっても素敵です。
水府ではミヤタさんが拠点にしている「ロクロクリン」にも展示があります。
是非観に行ってくださいね。
下平の会場サポーターの方が私の作ったバッチを付けてくれていました。嬉しいな!!
今の季節。雨の日や寒い日もありますね。
私の住んでいる家の近くでの散歩の風景。雨露も、朝日も似合う植物たち。
毎日違って見える色とりどりの風景。そんな水府が好きです。
写真の大きさがバラバラで見づらくてすみません。
尚、林家では絶賛差し入れ(野菜等)募集中であります。
来る冬に向けて、実りの秋を存分に楽しみながら。
11月2日から常陸太田、三年目に入ります。
前日の1日に行った「全感覚祭」でのお友達のライブで英気を養いました。
BOMBORIさいこー!!
生涯学習講座 第3回「エネルギーを描く」
三回目は約一年前に行ったテーマと同じ内容で「エネルギーを描く」に挑戦してもらいました。
何度も同じ内容でワークショップをすることで、自分にとっても、何かを積み重ねることができるんだなと感じました。
見覚えがあるなと思ったら、一年前に参加してくださった親子がこのテーマを再度やりたいがために応募してくださったことが発覚。もうこうなったら、買いましょう奥さん。透明絵具買っちゃいましょう!
今回はこのような内容で実施しました。
自分のエネルギーと向き合って描いております。四方八方に飛び出しています。
お子さんと二度目の参加の方。最初のイメージからどんどん変化。
チューブを上から垂らすと楽しいよ、って、奥さん、やんちゃ。
最後には親子の作品が合体しちゃいました。でっかい靴下!力作です。
散った絵の具もお花にしたり山にして、完成!
この方は以前もそうでしたが、変化していくことをまったくいとわない。
まあいいかと思いながらどんどん足してどんどん思うがままに絵が動く。
変化芸術と名付けたい。
一年前はおんぶされていた子が、今は一緒に絵を描いてるなんてなあぁ!(昨年は上のお子さんと描いてた!!)
細部です。うにょお。まだ乾燥していないため、うにょうにょしています。
細部特集です。汚れを拭いたウェットティッシュきらきらしていました。
ど迫力。太陽ぎらぎら?黒と黄色でマイナスのイメージとプラスのイメージを融合させたそうです。
エネルギーの陰と陽について想像していました!
雲のようにふわふわした何か。これこそエネルギー。
こちらは上の写真と同じ人が描いたと思えないくらい違った色彩。爆発をイメージ。箱根のこととか・・。
この方は全体的にイメージを具体的に掘り下げながら描いていらっしゃいました。
四方に飛び散るエネルギーの中の、癒しの部分。
よく見るとグリーンの中で金色の鳥が2羽、おしゃべりをしてるんです。ぴちくりぴ。
皆さん大作ができあがりました。
色を混ぜたり感触を楽しんだり、チューブから色を出す格闘があったり。
思考の変化も感覚の手触りも、本当に人それぞれだということがよくわかります。
乾燥して透明になると、描いてきた過程のすべてが浮き彫りになります。
さてどうなるかなあ。
次の回がラストです。
これまでのは今までやったことのあったテーマに沿って「アートを身近に楽しむ」ということで色んな画材に色んな技法で挑戦してもらいました。
毎回心がけていたのは、「失敗した!」と思ってもそれは面白いことであるということ。
「へたくそ!」も面白いし、「わけわからん!」も面白い。
失敗したと思うときは、自分の好みを改めて実感する時でもあるし、わけわからんときはわざわざ答えを出す必要がない時かもしれません。
絵を描くことは、もしかしたらちょっと占いと似てるかもしれません。
当たるもはっけ、当たらぬもはっけ。
うまくいったり、いかなかったり、いかなかったと思ったところが案外良かったり。
色んなことを受け入れつつ、自分の好みや感覚を研ぎすましていくこと。
破壊を恐れないこと。そんなことを私は日々のアートと言えるのではないかな、と思います。(アートって言葉、好きじゃないけど)
皆さんが、アートを身近に楽しむ体験ができていることを祈ります。
次回は私も新しい課題に挑みます。
どきどき!
「移動を生活する」村上慧の展示(トークゲスト・佐藤悠)
一年前の5月にも訪れましたが、今年もやってまいりました、常陸太田へようこそ。
せっかくなので活動の過程を展示しようじゃないかということで、6月18日、1日限りの展示が行われました。
あわせて佐藤悠さんをゲストとして迎え、2人の話を2時間たっぷり聞かせてもらいました。
チラシはこんな感じで仕上がりました。さくっと作りましたが、顔が似ているので気に入っています。
【アーティスト紹介】
村上慧 Murakami Satoshi
1988年生まれ 東京は葛飾育ち
武蔵野美術大学 造形学部 建築学科卒業
大学卒業後、「六本木アートナイト」など多くの展覧会や芸術祭で作品を発表。
主に「住居」をキーワードに「家」の形態にこだわって作品制作をしている。
場に物と空間を作り出して人を巻き込んでいく作品が多いが、「清掃員村上」と
いうパフォーマンス作品もある。
震災以降、「住居」や「生活」というものが当たり前ではなくなった。この「生活」
への危惧をどのように表現していくかという切り口から、2014年4月より「移住を
生活する」と銘打った創作活動を開始する。
自身で制作した「家」を担ぎ、敷地を借りながらその土地土地にある「家」とその日
の「間取り」を描き、全国を点々と移動するというのがそれである。
一年経った2015年4月には個展をGalleryBarco(葛飾区)にて開催。これまで
描きためた家の絵と実際担いでいた家を展示した。
現在はこの活動も二年目に突入。新築の二軒目を背負い、また全国を歩き始めている。
村上慧ブログ
http://satoshimurakami.net/
佐藤 悠 Sato Yu
1985年生まれ 三重県出身
東京芸術大学 美術研究科 先端芸術表現専攻 博士課程 在籍
一見何も無いところから、誰かが関わることで表現が紡がれていく現場を作っていく、
という活動をアーティストとして全国的に展開している。
代表作に「いちまいばなし」という作品がある。
その他、竹で作った大きな玉の中に入って行う「ゴロゴロパレード」や、落語家のよう
に小話をする等、作品の形態は様々であり、活動する地域も多岐に渡る。
現在はショッピングモールでもコミュニケーションや物作りの場を作る長期的な活動を
しており、企画や発想だけでなく場との関係性も、今なお変化し続けている。
常陸太田でも長期的なアートプロジェクトを行っている常陸太田ではおなじみの作家です!
動画配信も行っているのでぜひブログやウェブサイトをチェック!
佐藤悠ウェブサイト
http://yusatoweb.wix.com/yusato
佐藤悠ブログ「ゆうことはなし」
http://yusatoblog.blogspot.jp/
【来た】
6月14日(日)村上慧くん常陸太田に現われる
滞在期間、創作を続ける。
【トーク当日】
6月18日(木) 展示とトーク開催
これ、背負っているんです。二年目に突入し、二軒目の新築です。
仕様がちょっと変わっています。
展示準備風景
展示を鑑賞する人たち。
もはや家を背負ってること自体は本人にとって当たり前になってしまっている。
絵の描き方も、最初に持っていた感覚も、徐々に変わってきて、普通のことになってきている。
そこからどう変化していくのか。日常を、この生活を更新していくのか。
そこを模索しながらの制作過程、活動過程を展示してくれました。
展示の様子は慧くんのブログでも見る事ができます。
http://satoshimurakami.net/
平日の昼間だというのに16名のお客さんが来てくださいました。
トーク中の風景を展示の側から。(武藤さん写真ありがとうございます)
佐藤悠さんが質問し、慧くんが真摯に、言葉を紡ぎ出していきます。
逆にアーティストとして、慧くんから悠くんへも沢山の質問が飛びます。
慧くんという存在が少しずつ紐解かれていく。同時に、アーティストがいかに多様で、いかに他の人たちと同じ生き物であるかが、この場で共有されていくようでした。
慧くんの言葉は人を食い入らせる、引き込ませる不思議な力があるようです。
悠くんも慧くんも人の話を沢山聞きます。そして自分の言葉を選びとりながら発していく。
そこに誠実さ、アートへの真摯な姿勢、話すことや聞くことへの姿勢を感じました。
アーティストとして食っていく話、作品や活動の値段のつけ方、稼ぎ方という、シビアな内容も緊張感なくいいムードで聞く事ができました。
ご来場くださった皆さん、ありがとうございました。
色々な意見も聞くことができ、今後の参考にもなりました。
また村上慧くんには常陸太田に関わっていってほしい。
私も表現者として、大変な刺激を受けました。
悠くんの先輩としての意見、慧くんの同志としての意見、彼らの視点や彼らの表現活動。
その夜の自宅でもトークが弾みました。
私個人としても、彼の滞在によって、同志としての絆がより深まった貴重な日々となりました。
6月24日(水)、今は北上していわき辺りを歩いているようです。
是非みなさん、ブログで彼の活動をチェックしてみてください。
生涯学習講座第二回「目に見えないものを描く2」〜絵本の形式で描いてみよう〜
前回「感覚を開く」「何も考えない」「完成をさせない」「上手い下手で判断しない」など、とにかく画面と夢中で向き合うポイントを伝え、実践してもらいました。
二度目ともなれば、彼女たちも「壊れてしまうこと」「失敗」に対する恐れはありません。
実に勇ましく、心にゆとりがあり、楽しむ心でいっぱいに集中してくださいました。
嘘じゃなく、本当に素敵な絵が沢山できたと思います。
今回はなんと、絵本の形に挑戦しました。
最初に配った手順通りにはいきませんでしたが、皆さん、果敢に挑戦してくれて、ありがたかったです。
今回配った手順表です。
1. 荒井良二の絵本「モケモケ」を読み聞かせ
実はこれは、学生時代に教育実習先でも一番最初に行っています。
この絵本は色んな言葉で何かを形容することなく、すべてを「モケモケ」で表しています。
文章は「モケモケ〜モケ?モケモケ!」など、モケモケばかりです。
読むほうも大変です。読む人によって表現の仕方は変わるし、聞く人によっても感じ方が変わります。
きっと、昨日読むのと次の日読むのでも違うでしょう。
とてもおすすめな絵本です。
これを、頑張って読みました。ですが、学生の頃のようにうまくできませんでした。汗が沢山出ました。
2. 正方形の10ページの絵本、すべてのページを埋めましょう
絵で埋めます。荒井良二さんにならい、チューブを直接出したり、色んな画材を混ぜてみます。
このために沢山の種類の絵の具を用意しました。
水を混ぜると水彩のような表現ができる色鉛筆、普通の色鉛筆、クレヨン、オイルパステル、チョークのような表現のできるパステル、アクリル絵の具、墨、カラーペン、ポスカ、ラメの絵の具などなど。
のぞからでのWSに利用した絵の具もふんだんに用意しています。
どうだ。何でもできるぞ!
なんて大胆なんだ!!!!赤と黄色とオレンジのは2歳のお子さんです。お子さんはすげえ。
一番下は、とにかく様々な挑戦を全ページでやってやろう!という気概で、迫力のある発想力と画面を見せつけてくれました。最高だ。
新聞ちぎって何をするのでしょうね!!
パレットの使い方も人それぞれの個性が出ます。
3. 物語を想像してみよう
描き終えたものに、物語を想像します。
無心で描いた画面をあらためて客観的に感じてみる、ということです。
そしてできる人は、そこに文章をつけてもらい、絵本のようにしてもらいました。
でもなかなか難しい。そこまでの過程を一気にやるのは無謀でした。
4. 読み聞かせよう
最後に自分の作品を読み聞かせしてもらいました。
もちろん皆さん、文章をつけて絵本にできる人もいればそうでない人もいました。当然です!!
無謀でしたから!!
それぞれのページをどんな思いつきで描いていったのか、ページを追うごとにどう変化していったのかを1人ずつ読み聞かせのような形で、聞いていきました。
この方は「まる」を全ページに入れるというルールを作り、幅のある表現に統一感を持たせるというテクニックを駆使していました。初参加ですごいです!
この方は色んな画材を使って全部おんなじ描き方で色やタッチを少しずつ変えて全ページを埋めました。
そこから想像した物語も面白かったです。
茶色はアイスコーヒーに見え、黄色はひまわりやプリンに見え、緑はレタスやほうれん草に見えたようで、そんな風に色を様々な食べ物や風景にたとえたお話ができました!!
完成度が高い!!
しかも最後は夢の中。抽象的な絵を、抽象的なイメージで語るなんて!すごいな!
「アイスコーヒーおいしい!」とか「プリンおいしい!」「ほうれん草が好き」などに笑いながらも、最後の「夢の中」というページには、みんなからも「おわあーー」という歓声が上がりました。
日常というのは、ほんとに色んな側面がある。夢もある。現実もある。食べたりお日様浴びたり、色んなことがある。
それを感じられました。日常のロマンティックさとリアルさ。素敵でした。
この方もほんとに素晴らしい。
どの画材を使ってもこの方らしさが出てくるし、なんといっても絵がクールなのです。
何故かというと、おそらくタッチがすべて大体似たものなんです。
しゃっしゃと斜めに線を引いていくタッチが、細かくなったりかすれたり太くなったりという表現の幅と色彩によってイメージが全然違ったものに見え、かつ統一感があるのです。
一流の芸術家じゃないか・・・と思いました。
やっぱ無心で楽しんで生まれた表現は、人をのびのびした心地よさを誘うんだなあって感じました。
この絵、ほんとかっこいい。
間にはさんだティッシュがくっついてしまって、うっすらと半透明なレイヤーがそこかしこに表れている様子も、狙ったものではないからこそ、面白い。
そして名物画伯のこの方。全ページ、唸り声しか出ないような、もう何も言葉が出てこないような、超大作です。
もっともっと写真を撮るべきでしたが時間がなく。悔しいですが、全ページにまったく異なる雰囲気があります。
彼女の感受性が、ありとあらゆるものへの感受性が、そして飽くなき挑戦心がこれだけ多様な表現を可能にするのでしょう。
絵の具を多様したのと時間がなかったせいで、びりびりに破れてしまいました。
申し訳なかったですが、それが逆にダイナミックさを生み出していて、とてもかっこよかったです。
全員分紹介できずすみません!!
それぞれがそれぞれの好きなもの、好きな手触り、風景をあらためて意識したようでした。
当たり前のことに気付くことって、なんだか本当に良いもので。
私も沢山の刺激を皆さんから頂けました。
次回は7月1日です!透明絵具(グラスデコ)が満を持して登場します。私の得意分野です。
皆さんの表現が楽しみです。
アートを身近に楽しむ講座は、絵を描く行為の幅広さだけではなく、画材の種類も多様に楽しめる講座です。
ああ、色んなことを楽しむ機会として、次もわくわくしちゃいます!!!
大子町と取手市を行き来する芸術家・上原耕生さん
耕生さんは学生時代はダイナミックな作品を作っていて、大きなものを運んだり、よくお手伝いをした思い出があります。
現在は大子町の精神病院でのアートセラピー的なワークショップを行ったり、取手では「取手アートプロジェクト(TAP)」に参加したり、個人的な創作活動を行っているそうです。
茨城県の最南端と最北端の往来をするのが日常なので、耕生さんは毎週風景の違いを新鮮に感じながら活動しているそうです。アーティストとしては感覚を刺激し続けられてとても魅力的だと思いますし、この動きのダイナミズムにも、耕生さんらしさが出ているのかもしれません。
常陸太田市役所で挨拶をし、水府支所のアトリエ等を見学していただき、地元のお店で昼食をとったり、水府の凍みこんにゃくを味わってもらったり。
2014年の10月に行われた芸術会議の会場の一つである「高台の菊池さん宅」や、文化伝承施設の「こしらえ館」にもお邪魔し、空き家を利用したAIRの取組みや地元の方々との交流を楽しんでいただきました。
じょうづるさんと陶芸クラブの皆さん。
耕生さんの「取手アートプロジェクト(TAP)」における戸頭団地での活動記録。
井野団地は北澤潤さん、戸頭団地は上原耕生さんが担当しての作品記録が新聞のようになっています。
かっこよくて、面白くて、陶芸クラブの皆さんも興味津々のご様子!
今後も大子町、常陸太田市でそれぞれ関わっていくことを現実にしていきたいと感じています。
大子町の皆さんも、よろしくお願いします!
「のぞんだ?カラー」WS開催しました
というイベントが6月12日(金)の11時から15時まで、市民交流センターパルティーホール(中城町)の多目的ホールにて開催されました!
私はそこで「のぞんだ?カラー」というワークショップを実施しました。
「のぞから」が「のぞみ幼稚園」と「カラー」を混ぜたのが由来の名称であることもあり、自身の活動のキーワードに「色」があることもあり、「果たしてこれはのぞみ通りのカラーなのか?」という内容でワークショップを企画しました。
◯「のぞんだ?カラー」ワークショップ
1. まずは目隠しで紙を選びます。
わら半紙と画用紙とワトソン紙と和紙を用意しましたが、触り心地と厚さで圧倒的に和紙とワトソン紙が強かったです。
2. 画材と描く内容をくじを引きます
画材には「絵の具」「墨」「ラメ」「カラーペン」「ポスカ」「クレヨン」などがあり、なんと「水」というものまでありました。
会場風景
会場ではグッズ販売も少々させてもらいましたよ!
3. いざ、目隠しをして絵を描いていきます!
会場でも、異様な風景です。
墨で描く人の知らない間に、水をちょいちょいと加えて「茶々」を入れていきます。
皆さんが目隠しをして必死な間、私が残した「罠」にかかり、ぶわーと水の形に沿って墨が広がる様子を私は楽しみました。
このように、みなさん手探りで紙のはじっこを確認したり。
この方のお題は「コショコショ」。
沢山の色も見えません。だいたいこのへんに思う通りの色があるんじゃないか・・・など想像しながら手探りで画材を探りながら。この方のお題は「ワクワク」。
はじっこが空いていることを伝えると、頑張ってはじっこめがけてお題の「ん?え?」を描こうとしています。
これは「ドカン!」です。
私も、お題を伝える時は感情を込めて伝えます。
棒読みではなく、「ふにょおぉぉ〜ん」とか「ドカーーん!!」と言ってお伝えします。
こんな風に3席ほど用意して。紙の種類も色々なので、描き心地も様々。
お題もバラバラなので、誰も方向性を決められません。画面の中は治外法権である。
無法地帯です。
終盤で、何も描かれていない紙と「水」のくじを引いてしまった方が!
何も描かれないのも面白いですが、最後のお客さんが水だけだと寂しいなと思ったので、横から絵の具をたらして茶茶入れをしました。
私が落とした絵の具の上を通ると色がつきます。別の色にぶつかり、また色がかわります。
グラデーションのように変わっていきながら、絵の具のにじむ部分と、水の筆跡だけがしみとして残る部分とが現れました。
目隠し中の人を見るギャラリーは大笑いで見守ります。さながらスイカ割りのよう。
目隠しをとった瞬間の本人の驚き方も面白かったです。
自分がやったことだからこそ、びっくりのしかたもリアルなんだろうと思いました。
今急に気がついたのですが、表現とは「表れる」と「現われる」の同じ音でできているんだなあ。
市役所での展示リレー(2週目林友深)
こんにちは。
6月から一ヶ月かけた展示リレーがはじまりました。
私は2週目を担当し、6月8日(月)〜14日(日)まで展示をしました。
現在は3週目のなるさん。明日21日が最終日です。4週目は1月から加わった渡部智穂さんです。
市役所の開館時間である9時から17時に見る事ができます。1階のロビーなのですぐわかると思います!
現在制作の終盤にさしかかっている絵本の一部や、絵本にまつわる活動の説明分、「色と顔」というキーワードにのっとった現在の活動についての展示が一つです。
そして、旧作を塗り替えて完全に変化した新作絵画と、最近覚えはじめた俳句の展示を行いました。
仲夏の俳句はこうです
万緑や 葉重なりて 映える彩
梅雨に入ろうかという季節、うっすらと黄緑色をした葉が重なり合ってしっとりした空気を作り出しています。
そんな黄緑色の薄曇り中だからこそ紫陽花や花菖蒲の色が映えて鮮やかに見えてきます。
この句も「色」を意識した表現にしました。
会場風景です。
制作の途中はこんな感じでした。
プロフィールをあえて鏡面のようにして、自画像を描きました。
鑑賞者が映り込むようになっています。
地域の顔、というのは、自分でもあり他人でもあるんじゃないかという想いを込めて制作しました。
「未知こぼれる」という作品です。
旧作を完全に変形させたので新作です。
自分が半年前に描いた常陸太田のエネルギーの絵を破壊し、さらに現在の自分の変化を構築しなおしました。
人は常に更新され、風景は常に変化していくというイメージで描いています。
残念ながら手元には元の記事、カラーの写真がありません。
茨城新聞に載った記事を、90歳のお知り合いのおじいさんがわざわざ郵送してくださいました。
引いてある線の多さに愛を感じました。
どなたか、この記事持ってる人がいたら、ください!