三回目は約一年前に行ったテーマと同じ内容で「エネルギーを描く」に挑戦してもらいました。
何度も同じ内容でワークショップをすることで、自分にとっても、何かを積み重ねることができるんだなと感じました。
見覚えがあるなと思ったら、一年前に参加してくださった親子がこのテーマを再度やりたいがために応募してくださったことが発覚。もうこうなったら、買いましょう奥さん。透明絵具買っちゃいましょう!
今回はこのような内容で実施しました。
自分のエネルギーと向き合って描いております。四方八方に飛び出しています。
お子さんと二度目の参加の方。最初のイメージからどんどん変化。
チューブを上から垂らすと楽しいよ、って、奥さん、やんちゃ。
最後には親子の作品が合体しちゃいました。でっかい靴下!力作です。
散った絵の具もお花にしたり山にして、完成!
この方は以前もそうでしたが、変化していくことをまったくいとわない。
まあいいかと思いながらどんどん足してどんどん思うがままに絵が動く。
変化芸術と名付けたい。
一年前はおんぶされていた子が、今は一緒に絵を描いてるなんてなあぁ!(昨年は上のお子さんと描いてた!!)
細部です。うにょお。まだ乾燥していないため、うにょうにょしています。
細部特集です。汚れを拭いたウェットティッシュきらきらしていました。
ど迫力。太陽ぎらぎら?黒と黄色でマイナスのイメージとプラスのイメージを融合させたそうです。
エネルギーの陰と陽について想像していました!
雲のようにふわふわした何か。これこそエネルギー。
こちらは上の写真と同じ人が描いたと思えないくらい違った色彩。爆発をイメージ。箱根のこととか・・。
この方は全体的にイメージを具体的に掘り下げながら描いていらっしゃいました。
四方に飛び散るエネルギーの中の、癒しの部分。
よく見るとグリーンの中で金色の鳥が2羽、おしゃべりをしてるんです。ぴちくりぴ。
皆さん大作ができあがりました。
色を混ぜたり感触を楽しんだり、チューブから色を出す格闘があったり。
思考の変化も感覚の手触りも、本当に人それぞれだということがよくわかります。
乾燥して透明になると、描いてきた過程のすべてが浮き彫りになります。
さてどうなるかなあ。
次の回がラストです。
これまでのは今までやったことのあったテーマに沿って「アートを身近に楽しむ」ということで色んな画材に色んな技法で挑戦してもらいました。
毎回心がけていたのは、「失敗した!」と思ってもそれは面白いことであるということ。
「へたくそ!」も面白いし、「わけわからん!」も面白い。
失敗したと思うときは、自分の好みを改めて実感する時でもあるし、わけわからんときはわざわざ答えを出す必要がない時かもしれません。
絵を描くことは、もしかしたらちょっと占いと似てるかもしれません。
当たるもはっけ、当たらぬもはっけ。
うまくいったり、いかなかったり、いかなかったと思ったところが案外良かったり。
色んなことを受け入れつつ、自分の好みや感覚を研ぎすましていくこと。
破壊を恐れないこと。そんなことを私は日々のアートと言えるのではないかな、と思います。(アートって言葉、好きじゃないけど)
皆さんが、アートを身近に楽しむ体験ができていることを祈ります。
次回は私も新しい課題に挑みます。
どきどき!