常陸太田の伝統工芸展を開催します
常陸太田市郷土資料館 梅津会館で、当NPO主催による「常陸太田の伝統工芸展」を開催いたします。
日本における工芸品や生活道具は地域に深く根づき、長い間その土地に暮らすの人々の日常に使われ親しまれて、役立ってきました。主として日常生活で使われるもの、製造過程の主要部分が手工業的であるもの、伝統的技術、または技法によって製造されていること、伝統的に使用されてきた原材料を使用していること、一定の地域で産地を形成されていることなどが特徴として挙げられます。
常陸太田市にも伝統的な工芸品があり、その昔、人々が地元の産物を活用して、生活の道具や工芸品の数々を生み出し、暮らしを便利に、豊かにしてきました。工芸品や特産品の成り立ちを、完成された作品を展示するだけでなく、土地の風土から、作る道具、使い方をたどる「常陸太田の伝統工芸展」を開催いたします。
第一回は、かな料紙。きらびやかな和紙にかなで和歌が書写されている古今和歌集・万葉集などの画像を教科書でご覧になり覚えている方も多いと思います。金や銀の箔で飾られた箔装飾紙や、様々な模様を版木で刷りあげた唐紙などをかな料紙といい、伝統を守り今も作られている作品や、現代的な用途に工夫された作品、そしてその制作過程で使われる道具の数々をご紹介します。
また、会期中に、小室かな料紙工房・小室久さんによるギャラリートークと実際にかな料紙をつくるワークショップも開催いたします。はがき大のかな料紙を5枚使用し、「継紙」の手法をもちいて、雅なはがきを作成いたします。(作成したはがきはお持ち帰りいただけます)。 なかなか体験できなワークショップです、ぜひご参加くださいますようご案内いたします。
小室久氏によるギャライートーク
8月18日(土) 1回目 午前10時~ 2回目 午後2時より
予約なしで参加いただけます。1階企画展示室にお集まりください。
継紙のはがきを作るワークショップ
8月18日(土) 1回目 午前10時30分~(約1時間半かかります) 2回目 午後2時半~
募集人数 各回8名
参加費 3500円
お申し込みは梅津会館まで電話にてお願いします。
梅津会館 0294‐72‐6611 (月曜休館・午前9時から午後5時まで)