竹籠つくり講習会

しばらくお休みをいただいておりました竹籠つくり講習会、新しくメンバーも増え再開いたしました。11月から1年間、12回の講習で、竹ひごからかごを編むまでの一通りの作業を学びます。

竹は、昔から身近にありとても有効活用された材料でしたが、近年作り手が少なくなり、竹を取って活用すること自体も少なくなってきて、地方に行けば行くほど川の岸や民家回りまで、竹に覆いつくされそうになるほど繁茂した竹林もよく見かけるようになってきました。

竹を使った生活の道具を作る、その作り手が新しく増えることにより、竹の有効利用や手作りの道具の良さを改めて知っていただけたら、と始めたものです。

今日は10名の参加者のうち8名がそろい、まず最初の竹ひごつくりから始めました。

講師の勢司恵美さんを通じて鍛冶屋さんに特注のはものの使い方を丁寧に教わりつつ竹を割っていきます。

竹を割る→緑の皮の部分をうすく剥ぐ→剥いだひごの幅を揃える→ひごの面取りをする、一連の作業を先生がお手本で見せていただきましたが、それはそれは素早くきれいな動きで、こんなに簡単にひごが作れる?って思ったのは、、、大間違いでした。

竹ひごがきれいに作れるようになったら、竹籠つくりの半分以上の工程はOKといわれるほど、竹ひご作りが大事で、かつ難しい。

見よう見まねで参加者の方々も竹ひご作り始めましたが、一日の講習の終わりのころには、なかなか立派な竹ひごが出来上がるようになっていました。

参加者それぞれに、宿題の竹をもらって、第一日目は終了です。次回は12月。竹ひごからかご編みに移れるでしょうか?お楽しみに。