渡部智穂 ウェルカム ピニャータWS
⑤ウェルカム ピニャータ ワークショップ(割る)/ぐんど児童クラブ
②ウェルカム ピニャータ ワークショップ(計画をたてる・前編)
③ウェルカム ピニャータ ワークショップ(計画をたてる・後編)
④ウェルカム ピニャータ ワークショップ(つくる)
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4月18日(月)
今日は「ぐんど児童クラブ」にて、ピニャータを割りました。
彼らにはピニャータ割を行う前に、
1、何をイメージして作ったか
2、作るときに工夫したところは何か
という2つの質問について発表してもらいました。
ぐんど児童クラブのみんなとは、
今まで色々なものを作ってきましたが、
自分たちが“作ったものについて話す”というのは、初めての挑戦です!
みんな頼りない感じで話してくれました。
たとえ上手に出来なくても、
少しずつこういう機会を増やしていきたいと思っています。
ついにお待ちかねのピニャータ割のスタートです。
男の子が多いので、みんな元気いっぱいに叩きます!
動きが大きくて、写真がブレブレです(笑)
4月から児童クラブにやってきた新1年生に、
入学をお祝いするためのピニャータなんだよ!と説明すると、
嬉しそうに、「ありがとうございます!」とお辞儀していたのが
微笑ましかったです!
うまく叩けても、空振りしても、
大爆笑で大盛り上がりでした!
叩きすぎて、お菓子もボロボロでしたが、
それでもとても楽しそうでした!
天井が高く、
吊るしているロープが長いので、
その分、ピニャータが大きく揺れ、
当てるのが難しかったようでした!!
春休み前から計画をたて、
ピニャータ作りを体験 した子供たちは、
ピニャータ割りを楽しみつつも、
壊してしまうことに、複雑な思いを持っていたことを、
お菓子を食べながら教えてくれました。
ピニャータ割りしか体験していない子供たちは
またやりたーーーいっ!!と言っていましたが・・・(笑)
学ぶところから始まり、ピニャータ割まで
一か月以上かけて作り上げてきた
『ウェルカム ピニャータ』ワークショップが
無事に終了しました。
『ピニャータ』というメキシコの独特の文化を、
常陸太田の子供達らしく、楽しめたと思います!
よくできました!!!
「ウェルカム ピニャータ」ワークショップ(つくる→割る)/かなさごう児童クラブ
この日は「かなさごう児童クラブ」のみんなと
ピニャータ作りをスタートしました。
かなさごう児童クラブでのワークショップは初めてだったので
私も少し緊張です。
1日目は
ピニャータについて、
世界地図や
ピニャータについて取り上げたメキシコのニュース番組を見ながら勉強をし、
ピニャータの土台作りを行いました。
私は、
子供たちは風船を膨らますのは好きなんだと勝手に思っていましたが、
割れちゃうのが怖いらしく、
「こわい、こわいーーーーーー!!」と、
全然膨らませられなくて、かわいかったです(笑)
そんな中、1人の男子が、
「そんなの全然平気だゼー」と乱暴に扱いすぎて、
風船を割ってしまい、バツが悪そうにしていて、
それもまた、子供らしくて良かったです(笑)
土台作りは、
風船にデンプンのり(小麦粉+水)をつけた新聞紙を貼っていきます。
目を離すと、デンプンのりを食べ始める子もいて
ビックリしました(笑)
美味しいらしいです。
本当かな~(笑)
単純作業に飽きてしまう子、
誰よりも一番に完成させるんだ!と楽しみを見つけ集中し始める子など、
それぞれでしたが、
児童クラブの先生方の協力のもと、
5つのピニャータの卵(土台)を完成させることが出来ました!!!
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4月1日(金)
4月に入り、
今日から入学式前の新一年生たちも児童クラブにやってきました。
ピニャータワークショップ2日目は、
飾り付けです。
かなさごう児童クラブでは、
色々な学年の子が5つのチームになって
共同作業を楽しみました!
すぐにエンジンがかかる子、
なかなか取りかかれずにウロウロキョロキョロしちゃう子…
色々でしたが、
小さなきっかけで、
それぞれが自分の楽しめる方法を見つけていたので、
とてもよかったです!!
お花作りが得意な新1年生!
僕出来るよ!!とお兄ちゃんたちにも教えてあげてました。
頼もしい!!お花先生!!
どんどん出来上がっていきます!
いい感じです!!
出来上がってくると、
得意げに見せてくれます!
色々な素材や色をつかって、
とても個性的なピニャータが出来上がっていきます!!
じゃじゃーんっ!!!
出来上がりましたーー!!
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4月13日(水)
ついにみんなが楽しみにしていた、
「ピニャータ割」の日です!!
児童クラブの建物裏の雑木林にロープをかけて、
お菓子が沢山入ったピニャータを
新1年生から順に叩いていきます。
みんなで
1~、2~、3~、と数えて、
1人3回叩きます!
「ぽこぽこ」とかわいく叩く女の子達、
可愛かったです!!!
学年が上がるごとに、
力強くなってきました!
みんな、初めての体験に嬉しそうです!!
ピニャータを上下に振ってもらい、
逃げるピニャータに大盛り上がりです!!
5個のピニャータを全員で割って、楽しみました!
最後に拾ったお菓子をみんなで食べて、
かなさごう児童クラブでの『ウェルカム ピニャータ』ワークショップを
無事に終えることが出来ました!!
戦利品のお菓子の味は格別の様でした(笑)
④ウェルカム ピニャータ ワークショップ(つくる)/ぐんど児童クラブ
②ウェルカム ピニャータ ワークショップ(計画をたてる・前編)
③ウェルカム ピニャータ ワークショップ(計画をたてる・後編)
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3月25日(金)
春休みが始まった、
ぐんど児童クラブの子供たちと、
いよいよピニャータ作りがスタートです。
ぐんど児童クラブの子供たちは、
約3週間前から、それぞれチームごとに作品の計画をたててきました。
私自身も試作や実験を重ね、素材揃えたりと準備をしてきました。
初日は、ピニャータの土台作りです。
膨らませた風船に、
デンプンのり(小麦粉+水)を付けた新聞紙を貼り重ねていきます。
ふざけてばかりで一番最後になってしまった、
1年生男子チームを全員で手伝い、
なんとか、ピニャータの卵(土台)が完成しました!
みんなのショウガナイナ~~という表情と、
マイペースで困った人が約1名。。。(笑)
みんな、優しいね!
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3月28日(月)・3月30日(水)
いよいよ、ピニャータ飾り付けのスタートです!
お花紙、紙テープ、折り紙、絵具にペンと、
様々な素材を使って、ピニャータを完成させます。
私からの課題は、
新しい仲間(新1年生)を迎えるピニャータとして、
テーマを「学校」としました。
そして、なにより大切なのは
チームで話し合って作りあげることです!!
1年生女子チームは計画で「黄色い通学帽」をイメージした
ピニャータを作ることに決めていました。
色々な素材に触発され、どんどんイメージを広げていました!
素晴らしい!!!
そして、ナイスコンビネーションを発揮していました!
えらい!!!
1年生男子チームは、
学校のプールを登場させていました。
楽しそうに泳ぐ人の手足は糊付けをせず、
ピニャータが揺れると、その手足も泳いでいるように動く仕掛けです!
かわいいアイデアです!!!
1日目の終わりに、作りかけのピニャータを眺め、
1年生女子チームのあすかさんとモモちゃんが、
自分たちのピニャータがなんだか小さく見える…と、
しょぼんとしていました(笑)
作品を制作するときに、
作品を自分から少し離して見ることは大切なことです。
制作しているときには気が付かなかったことが、
見えることがあります。
2人のしょんぼりとは反対に、
わたしは、その気づきに嬉しくなっちゃいました。
2人はこの後、
次回どうするか話し合って、打開策を教えてくれました。
いつもいつも彼らには、
本当にいい現場を見せてもらえます!
みんなから、私はいつも勉強させていただいています!!(笑)
最終日の飾り付け2日目は完成に向けて、
じっくり制作を進めていました!
完成が見えてきた!!
そして・・・
素敵なピニャータが沢山出来上がりました!!!!
新学期に入って、
小さな仲間を迎えての
「ピニャータ割」が楽しみです!!!
③ウェルカム ピニャータ ワークショップ(計画をたてる・後編)
①ウェルカム ピニャータ ワークショップ(準備編)
②ウェルカム ピニャータ ワークショップ(計画をたてる・前編)
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3月14日(月)
勉強会から10日、
みんなが話し合いをしながら、計画をたてているか
偵察に行きました。
前回は、
“話し合いながら” “話し合って何かを決める”というのが難しかったようで、
ケンカをしたり、カンシャクを起したり、
目に涙を浮かべたり(笑)していた為、
はやりハードルを上げすぎたかと、心配していました。
どうしたらよかったのかな~と、
人の話を聞いて、自分の意見を言うという環境を作り出すことの
難しさを感じていました。
今日は、みんなに渡した模造紙を見せてもらい、
各グループの計画を教えてもらいました。
(学校で使う文房具や校舎、校庭にあるものを
ピニャータに装飾すると話してくれています。)
仲間割れの末の、
白紙の模造紙を覚悟していましたが、
どのチームも紙いっぱいに計画をたて、
方向性が決まっていました。
児童クラブの先生によると、
私たちは、
子供たちの取り組みに対して、
見ないように、関わらないように放置していたのよ~と、
話してくれたので、
みんな、ちゃんとグループで模造紙を囲み、
作戦をたてていたようです!
子供って摩訶不思議だけど、面白く魅力的だな~と思いました。
やるじゃん!えらいぞ!!
それぞれのチームとお話しをして、
アドバイス(ピニャータは立体だから、360°ぐるっと考えるんだよ~とか、
絵を描くのか、切り絵にするのか、色は何色にするの?などなど)をして、
さらにイメージを膨らませてもらいました。
裏や側面の存在に気が付き、
どうするか最後まで手を動かしていた、
2年生女の子チーム。
沢山計画をたてたので、
成功を確信した表情の
1年生男の子チーム。
はじめ、あんなにケンカしてたのに…(笑)
それぞれに、それぞれのピニャータが誕生しそうな
予感に、ホッとひと安心です。
春休みのワークショップが楽しみです。
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ピニャータは、最後は割って楽しむので、
作品として形は残りません。
『作って、壊して、それでも残るもの』というのが
このワークショップのテーマです。
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①ウェルカム ピニャータ ワークショップ(準備編)
ピニャータをみんなで作ることにしました。
ピニャータとは、
メキシコのお祝い事によく使われる日本のくす玉のようなもので、
紙で作られた型枠の中にキャンディなどのお菓子を入れ、
それを上から吊して棒で叩いて割るゲームです。
私もメキシコに居た頃は、
誕生会やクリスマスなどのパーティーで何度か
ピニャータ割を体験しましたし、
また、ピニャータのお店を見るのも大好きでした。
しかし、作るのは初めて。
本当に作ることが出来るのか、
悪戦苦闘しつつ、
何個か試作品と見本を制作しました。
風船を型に、張り子の土台をつくり、
常陸太田市のキャラクターじょうづるさんと
伝統的な七つ突起のピニャータが出来ました。
七つ突起は7つの大罪を表していると言われています。
(貪欲、大食、怠惰、誇り、ねたみ、怒り)
ピニャータはスペインの宣教師たちがメキシコに伝えました。
原住民に福音を伝える方法の一環としてピニャータを用いていました。
その為、宗教色の強かったピニャータですが、
現在、メキシコでは宗教的な意味を失い,
大半の人が単なる無害な楽しみとみなしています。
お店には、伝統的な星形のほかに、
様々な形のピニャータを買うことができます。
動物やアニメのキャラクターやピエロの形に似せたピニャータもあります。
メキシコ人は、
その慣行が何百年も前にどんな意味を持っていたかではなく、
現在、自分の住んでいる地域でどのようにみなされているかを
重視して、このピニャータを楽しんでいるように感じます。