ミヤタユキ Blog

第1回 井戸端アート教室

「井戸端アート教室」の第1回目を開催しました。

地域のパワー、地域に溢れるクリエイティビティを共有したい。
創造を通じて、新たな関係性が生まれてほしい。という思いから始まった企画。
生活の中で生まれる、圧倒的な「井戸端アート」。
地域の方を講師に迎え、様々な世代に創造的パワーを発信していくプロジェクトです。


昨年10月から11月にかけて開催した「ヒタチオオタ芸術会議」。
水府地区では、「井戸端アートギャラリー」と称して
水府地区和久の「高台の菊池さん家」を会場に、
地域の皆さんの作品と、アーティスト達の作品を一緒に展示しました。

その中に展示されていた1つの菊池さくさんによる「吊るし飾り」。
高台の菊池さん家をお借りするキッカケになったのも、
「井戸端アート」に注目するキッカケになったのも、この作品達でした。

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そんな美しい作品の作り方をどうしても知りたい・・・
と思っていた時、さくさんが生前に一緒に吊るし飾りを作っていた
という方にお会いできる事に。

今回、講師をしていただいた佐々木かつえさんです。
かつえさんに取材をし、吊るし飾りの作り方を教えていただきました。
ムズカしい・・・・・!!!!なのに、もくもくと作り続けてしまう・・・

「井戸端アートギャラリー」で展示した際にも、様々な世代に大人気!
で、作り方を知りたい!という声が多かった吊るし飾り。
記念すべき「第1回 井戸端アート教室」はこれしかない!と開催を即決しました。
快諾してくださった佐々木かつえさん、ありがとうございました。

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朝10時から夕方16時まで、集中力の凄まじさ!!!

持ち寄ったお弁当と
高台の菊池さん家の菊池政子さんが作ってくださったみそ汁での
お昼休憩もワイワイ楽しく!でしたが、休憩もほんのちょっとで
皆さん制作に熱中していました。

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今回だけでは、習いきれなかったので
皆さんで日程を合わせ、次回開催も決定!

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いや〜楽しかった〜〜な〜〜〜!
今回は、第1回ということで、地域の方限定でしたが
これから、少しでも多くの方に参加していただけるようにしたいです◎
(井戸端感は保ちながらも)

次回「井戸端アート教室」は4月を予定しております。

玉喜屋さんのうまい米(べえ)

常陸太田水府地区にある大大大好きな和菓子屋さん
玉喜屋本店さんのお菓子、『うまい米』の
パッケージシールを作らせていただきましたーー
うまい米(べえ)と読みます。

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これ、チョコ饅頭なので甘すぎ苦手な方への
バレンタインにどうですか♡私も本日大量購入しました♡
黄味餡でしっとりあっさりおいしい和菓子です。

芋羊羹やそば饅頭など有名な玉喜屋さん!
私もお土産にいつも利用してます◎

うまい米が乗ってるのは、隣のお母さんお手製!

 

 

ヒタチオオタ芸術会議2014〈高台の菊池さん家〉


ヒタチオオタ芸術会議2014を終えて、約3ヶ月が経った。あれから、様々な意識が渦巻き、多くの日常が変化しつつある。アートイベントをするということは、それ以降の変化や進化、それでも変貌しない何か(絶対的な地域の本質)を感じ取り、改めて次の表現へ進む事なのだと思う。「ヒタチオオタ芸術会議2014〈高台の菊池さん家〉」と「ヒタチオオタ芸術会議2014〈出来事の創出〉」「ヒタチオオタ芸術会議2014〈荒蒔邸〉」の3つのブログで、今だからこそ、言葉にできることを記しておこうと思う。

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「ヒタチオオタ芸術会議2014」

ヒタチオオタ芸術会議2014のテーマは「井戸端アート」。

アートは井戸端会議の中でおきている。
日常で生まれるアート、井戸端アートこそ、生活のためのアートである。

私の移住している常陸太田水府地区では、井戸端会議が日常である。どこからともなく地域住民が集まり、近所の家や縁側に採りたての野菜や漬物、菓子を持ち寄り、自然と井戸端会議が始まる。日々の話、将来の話、思い出話の中で、いつしかアートの話をするようになった。個人で制作しているモノを持ち寄り、手法を教え合う事もある。強固な関係性とも言われがちな地方のコミュニティに、柔軟な感覚が溢れる多様な関係が成り立っている。当たり前の日常の中で、井戸端会議こそオルタナティブな空間であり、創造的なアートな時間なのだ。そして、井戸端会議で皆がそれぞれ自然に持ち寄ったモノ、それにこそ、独自のこだわりや美意識が静かに潜み、現代美術に成り得るインパクトを持ち合わせている。こだわりや美意識、それぞれの独創性にスポットライトを当てることで、いつもの風景が誰かに衝撃を与え、次のアクションに繋がる。日常の出来事が、自然にアート的視点に変化していく。ヒタチオオタ芸術会議では、井戸端会議で起こる様々なハッとする出来事、そこから生まれた多くの柔軟な関係性を現代芸術として展示し、地域の皆さんにアートを身近に感じていただく事を目的とした。

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「高台の菊池さん家」

ヒタチオオタ芸術会議のメイン会場のひとつで、今回のコンセプトの象徴的存在でもあるのが、「高台の菊池さん家」だ。常陸太田市水府地区の高台にある民家である。3年前に、住んでいた菊池さくさんが入院したために空き家になった。2014年の3月にさくさんは92歳で亡くなられ、壊される予定となっていた。さくさんの息子さん夫婦(菊池覚さん・政子さん)の協力していただき、この民家を「井戸端アートギャラリー」としてお借りする事ができた。

アクティブで様々な活動をしている政子さん。所属する陶芸チームのひとつに、郷土文化保存伝承施設「こしらえ館」を拠点に制作活動を続ける”陶水会”がある。その陶水会が、「高台の菊池さん家」の庭でバーベキューを開催するとのことで、誘っていただいたのが全ての始まりだった。こしらえ館の講師をしている根本聡子先生が、常陸太田AIRを支えるNPO法人結のメンバーということもあり、水府地区で精力的に活動する陶水会と繋いでくれた。その集まりの際に、この民家の放つ空気と”さくさんの作品”に一目惚れした私は、壊す前にギャラリーとして貸してほしいと申し出た。

そのころのブログ「やっぱり芸術はダークマターだった」

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民家の中には、さくさんの作品と思われる、梱包バンドやビーズでつくられた吊るし飾りが残っていた。あまりの美しさと細かな手作業、空間にまで流れ込む雰囲気に圧倒され、その吊るし飾りと現代美術家の作品を、現代芸術として同じく空間に展示させてほしいとお願いした。はじめは冗談だと思っていた政子さんや覚さんも、さくさんの作品の素晴らしさや「高台の菊池さん家」が放つエネルギーについて語るうち、自由に使っていいと快諾してくれた。政子さんと相談し、この民家を「高台の菊池さん家」と名付た。
「高台の菊池さん家」が、ヒタチオオタ芸術会議のテーマや意義そのものであり、常陸太田AIRのこれまでと今後の歩みを体現している空間である。近所の皆さんが清掃の手伝いに来てくれたところからスタートした。半壊している部分も多かったが、廃材の様も美しく、そのままにしてもらった。床が抜けているところも多かったが、地元の大工さんである菊池政也さんが無償で修復してくれた。ゲストアーティスト達が加わると、夜中まで「高台の菊池さん家」や地域、さくさんについて考えを巡らせ、議論を繰り返した。

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上の画像は「高台の菊池さん家」の展示に招聘した、津田翔平の作品【閾(いき)】である。津田翔平は、その土地の持つ本能や特性を読み取り(我流に感じ取り)繊密ながらも簡潔な空間を生み出す。彼が平然と創り続ける強烈な非日常は、あまりにも自然に、地域や観る人の心に寄り添うために、妙な安心感すら与える。

彼がはじめて常陸太田に訪れ、地域の皆さんと出会った時から、これはスゴイ事になるなと確信したのを思い出した。同じ日に常陸太田を訪れた、ゲストキュレーター(コーディネーター)の佐藤慎一郎と津田の二人は、自分の意識や意見よりも、地域が今何を思い、何を感じ、どのような現実や日常に身をおいているのかを全身で、驚くほど真摯に捉えようとしていた。(そして、初対面にもかかわらず、同い年で容姿がほぼカブっているふたり。地域の方に分かりやすい様、メガネをはずしたり髪型を少し変えたり地味に努力していたのも微笑ましい思い出。)

佐藤慎一郎はキュレーターとして呼んでおいて、アーティストや方向性、やりたいことは私がほぼ決めてしまっていたため…本当に柔軟に様々な作業と対応をしてくれた。彼の穏やかで不思議な、ビックリするほどすぐに誰からも愛される柔らかなパワー(ソフトパワー?)のおかげで、構想含め準備期間10日という短期間で満足のいく展示を行うことができた。私の抽象的なイメージや言葉になりきれない言葉を補い、彼の手によって素晴らしいステートメントやキャプションも作られた。本当に感謝。

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(左:ゲストアーティスト津田翔平 右:ゲストキュレーター佐藤慎一郎)

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そう。そしてアーティスト津田翔平は、「高台の菊池さん家」にて、廃材を使った作品【閾(いき)】を発表した。宙に浮く廃材は、菊池さくさんが日々の制作に使用していたリリアンで繋がれている。この家は浮遊しているようだ。この家は壊れゆくのか、再構築されようとしているのか。誰も住んでいない家、それでも魂を感じる家。人が集いだす家。様々な顔を持ち、いかようにも変容する可能性で溢れるこの家そのものを、津田の作品がシンボライズした。

この作品を見て、近所の小学生は「こんな近くに本物の芸術があった!」と叫んだ。「去年の夏に本物のモナリザ見たけど、こっちの方がずっと芸術で美術だ。」とも言った。近所の大工のおじちゃんは、「この木は生きてる!きっと何年か過ぎたら勝手に動き出して、新しい床や家を構築してくれるよ。」と言った。何人もの人が「芸術って魔法みたい!」とか「価値観が変わっていくけど、なぜか落ち着く。」と言ってくれた。津田の作品は、この地のリアルなのだと思った。小学生がモナリザよりも【閾(いき)】をみて芸術だ!と言ったのも、この地の生命力の根源や本質に触れているからだ。

この作品は、今も菊池さん家のシンボルとして残されている。会期中から、多くの対話を生んだ作品。木の重さにより、ゆっくり少しずつカタチを変えながら存在する【閾(いき)】。常に、この地を表し続けている。

作品についての詳細は「津田翔平「閾」についての雑記」を。

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もうひとりの「高台の菊池さん家」ゲストアーティスト。踊り手の東山佳永。
彼女には、10月19日(日) 16:00-19:00に、パフォーマンスを依頼した。地域の方には珍しい”踊り手”という芸術家の作品を体感してほしい、というのが招聘のきっかけだった。別の仕事が入っていたのにもかかわらず、常陸太田AIR事業のコンセプトと会場である「高台の菊池さん家」の物語を深く理解し賛同して、参加してくれた。

上の画像は、彼女の作品『菊の花に蝶が舞う』である。
彼女は、自らが舞うパフォーマンスだけでなく、地域の皆さんを巻き込む体験型の作品を創り上げてくれた。しばらくの間、この作品を思い出すたびに涙していたほど、尊く深奥な時と空気だった。

彼女は、常陸太田に来ると、菊池さんと何度も対話を繰り返し、菊池さん家に溢れるたくさんの想いを連ねてくれた。さくさんの息子さん夫婦(菊池覚さん・政子さん)から、菊池家にまつわるストーリーを聞き記録してくれたのも彼女である。この家に住んでいたおじいちゃん、昇さんの(何冊にもわたる)日記やさくさんと二人積み重ねてきた毎日、日常の全てを作品に取り入れてくれた。

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(東山佳永のリサーチ。さくさんの思い出を元に、覚さんが作ってくれたレクイエムと手紙)

彼女は愛の塊のようだった。(この世に存在しうる現象事象の)全てを深い深い愛で包み込み、途方もない感覚のやり取りを自分の細胞に沁み込ませているようだった。多様な世界の壁や時間 の観念を忘れさせてしまうような、何とも言い難い、異次元に迷い込んだかのような作品に、その言葉を遥かに超え、表現せざるを得ない人間の本質を垣間見た気がした。

作品についての詳細は東山佳永の「ヒタチオオタ芸術会議に参加して」を。

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(「高台の菊池さん家」夜な夜な準備中の図)

アーティストだけでなく地域の皆さんの作品を展示した「井戸端ギャラリー」。
畳を2畳分だけ宙に浮いて見えるような空間を構想し、地元大工(菊池政也さん)によって素晴らしい施工がされたり、たくさんの地域の皆さんの手によってギャラリーが作られた。

毎日毎日膨大な作品と向き合い続け、幾度もの展示変更を経て、結果的に全員が満足のいく展示構成となった。政子さんが所属する”陶水会”の皆さんの陶芸作品や膨大な量のさくさんの作品達。芸術を意識して作られていない作品達を、芸術として再構築し展示することは、私達にとっても挑戦だった。それでも、地域の日常やその中で生まれる特別な瞬間、地域のクリエイティビティをたくさんの人に感じてもらいたかった。


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・左上:「じょうづる部」地域の陶芸チームや老人ホームで作られた陶芸の”じょうづるさん”(常陸太田市子育てキャラクター)
・左下:菊池さくによる「結束バンドの吊るし飾り」
・右上:ミヤタユキ「水府コイノボリプロジェクト-scoi(スコイ)-」のコイノボリのれん
・右下:陶水会による陶芸作品。暗室でLEDライトを使用した展示。各作品の”強い意志”(こだわり)にライトが当たっている。

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イベント開催の 1週間で、市内外から500人を超える方が、「高台の菊池さん家」を訪れた。生々しい作品群に、涙が出たという感想も多かった。地域の手作業、日常に溢れる創造的時間にこそ、美しい芸術が芽生える。地域の持つ創造のエネルギーは計り知れず、大きな渦を描きながらさらなる創造へと連なっていく。


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津田翔平と東山佳永が帰る夜、「高台の菊池さん家」の展示に関わった一部の方達とアーティストで、打ち上げが行われた。この打ち上げは、菊池覚さんと政子さんが提案し準備してくれた。(提案を聞いた時、本当に本当に本当に嬉しかった!)

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“井戸端アートギャラリー”は、地域にもアーティストにも関係性と価値観を創出したように感じる。「高台の菊池さん家」では、津田翔平やさくさんの展示をそのまま残してあり、取り壊しも延期され、息子さん夫婦(菊池覚さん・政子さん)や近所の皆さんの手により、新たなスペースとして再構築が始まっている。コミュニティスペースとしても活用されはじめ、この空間をベースに住民主催の様々なイベントや取り組みが開催されている。メディアの取材も多く、もともとの菊池家の明るい雰囲気と相まって、進化した活気で溢れている。


自然界に存在する美しさはもちろん、人間の手や関係性によって創りだされた美しさは、時に魂を救うことがある。人間に内在している美的な感覚は、人が人として創造的に生きるために必要な根本の存在なのである。多くの事象や関係性への架け橋は、「美」であり、創造的活動である。芸術(美術)は、社会と精神、個人と他をつなぐ架け橋であることに改めて気づく。



菊池覚さん、政子さん、菊池さん家の展示を支えてくれた、たくさんの地域の皆さん、菊池建築工業の政也さん、津田翔平、佳永ちゃん、慎くん、根本聡子さん、こしらえ館の皆さん、陶水会の皆さん、じょうづる部の皆さん、お隣の細谷さん、高台の菊池さん家に足を運んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。

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「ヒタチオオタ芸術会議2014〈出来事の創出〉」

「ヒタチオオタ芸術会議2014〈荒蒔邸〉」につづく・・・

お彼岸

お彼岸の中日

近所のお母さん達のおいしすぎる!!!
おはぎ、お赤飯、煮物・・・で朝から晩まで満腹◎

優しい楽しい家族がたくさんいて、本当に幸せ。

そして、毎日通る近所の美しい風景

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しみじみ 
贅沢な毎日



触発されて・・・
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山田小学校、金砂小学校×コイノボリ!

水府地区の山田小と金砂郷地区の金砂小の学童で
コイノボリワークショップをさせていただきました◎
きっかけは、ときわ路での「コイノボリエコバックWS」の時
山田小(水府地区)学童の益子先生が声をかけてくれたこと!
益子先生、めちゃくちゃ面白いしステキな先生。創造力満載で、様々なワークショップを行っているとのこと。
ステキな大人が多いなぁ。本当に。

それにしても、子ども達のすばらしい集中力と個性感性に
いつものことながら終始驚き感心し圧倒されました。
それに負けず劣らずな、先生達にもビックリしたけれど!

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山田小のみんな

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金砂小のみんな(真ん中の子は疲れて寝ている)

盛り上がりすぎて、途中経過撮影してなかった・・・


地域の先生にお誘いいただいて
地域の素材で楽しくアートできること、ありがたい時間。
これからも続けたい

32キャンプ

8月2日、水戸市の西の谷公園で行われた
「32キャンプ」に参加しました!!
黄門祭りで賑わう大通りとはまた違う雰囲気
かなりステキな空間とゆったりした時間
美しい、水戸の夏らしいイベントでした/

林友深はライブペインティング!
inweu × 林友深、めちゃ良かったなぁ…

ミヤタは『水府コイノボリプロジェクト』の人気WS
コイノボリエコバックづくり をやりましたよ〜
前回の「サニサンまつり」のブログもぜひ◎

 『水府コイノボリプロジェクト』とは・・・
 竜神峡のこいのぼりまつりで皆を楽しませた後、
 傷んでしまったコイノボリ達は処分されてしまう。
 色落ちしたり、シッポがボロボロだったり・・・
 そんなコイノボリを頭からシッポまでアートしよう!
 という水府地区発のアートプロジェクトです。

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iPhoneがコイノボリに紛れ込んでしまい・・・
あまり写真がとれていませんが、当日の様子を少々。

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この日は水戸芸術館で開催中の鈴木康広展「近所の地球」のオープニングレセプション。
水戸芸に行く前に、多摩美時代にお世話になっていた、モリワキ先生
多摩美の生徒と一緒に遊びに来てくれました◎
卒業以来(もう7年?)の嬉しい再会でした。ありがとうございました!

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たくさんの素晴らしい出会いのあった1日でした。

やっぱり芸術はダークマターだった

先日、お庭でのBBQに誘っていただいた
水府地区にある民家に、再びお邪魔した。
住んでいたおばあちゃんが亡くなり
取り壊す予定と聞き、
居ても立っても居られなくなった。

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外からみえた、このシャンデリア。
あまりの空気の纏い方に、脳みそと心が渦を巻いて。
人間の表現する本能について、考える間もなく
バーーーーーン!!!と突きつけられた気分だ。

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この民家は取り壊す運命ではないと思った。
このシャンデリアも、ここも、言葉を通り越した本質を秘めている。

色をとらえる、輪郭を忘れる

7月22日は、常陸太田市幼稚園教育研究会 実技研修の講師をしました。
常陸太田市内にある全幼稚園の先生達を対象とした研修です。
テーマは「のびのびと自分の思いを表現できる絵画・制作指導について」
ということで、2つのテーマでワークショップをしました。

参加者は園長先生含め48名。
開会式のあと、1つ目のワークショップ。
まずは、ウォーミングアップ!
ミヤタ担当の「色をとらえる、輪郭を忘れる」

カラーフィルムをのぞきながら、向いに座っている先生の顔を描いてもらいます。
好きな色のカラーフィルムを枠にはりつけて、スタート。
使う絵の具は、赤・青・黄色・白のみ

「今日は、輪郭を忘れてください。」

というと、えーーーーという声。少しずつ説明を。

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「パっと色のみをとらえている瞬間てあると思います。
 一瞬色がみえて、それからゆっくり輪郭が見えていく。
 輪郭が見えてから色が見えるってことは、なかなかないですよね。」

「まずは、選んだ色の世界をながめてみてください。
 何万色もある人間を色と面で捉えていくのは難しいので、光と影、
 面と色を意識しやすいように、カラーフィルム越しに世界をみてもらいながら、
 絵を描きます。赤の世界、青の世界、黄色の世界、緑の世界、
 それぞれの色の世界で大胆に思いのままに表現してみてください。」

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頭ではなんとなーく理解しても、手が動かない!という先生達に、
色を捉えて面を捉えて、大雑把にサッサッと描いても絵になっていきますよ〜とちょっと実演。

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すると、なるほど!なんかわかったかも!!と、どんどん手が動きだす先生達。
さすがです!すごい集中力と個性と創造性と笑い声が会場中にあふれていきます。

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みなさん、めちゃくちゃ上手!
だいたい描けたら、違う色のセロファンでみてみてたり。
光と影がよけいにくっきりして、オモシロくみえます。

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25分経ったところで、何名かの先生に描いた絵をみせてもらいながら、
感想や意見を発表してもらいました。

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「こんなに楽しく描けたのはじめて。美術に目覚めた!」
「光と影をこんなに意識して絵を描いたのはじめて!」
「わたしって本当は絵が上手いのかもと思った!」
「青でのぞいたのに黄色がみえたり。たくさんの色を見つけられた!」
「こども達に、もっと自由に表現できることを教えていきたいと思った!」
「美術きらいだったけど、オモシロくてスラスラ描けて、好きになった!」
「先生(アーティスト)がたくさん褒めてくれたので、思いのままに描けた!」
「小さい頃からこんな風に習ってたら、今頃芸術家になってたかも!」
「なかなか描けなかったけど、描き出すと止まらなかった。こどもの気持ちがよくわかった!」

などなど・・・・・
たくさんの素晴らしい感想をいただきました。

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自分の絵をみる目が子どものようにキラキラしていて、ステキでした!

休憩の後は、林友深のワークショップ
「目に見えないものを描く」
長くなってしまったので、詳細は林のブログで。
とにかく皆さん、めっちゃくちゃ楽しそうに自由に描いていました!

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輪郭を線でとらえてから色をつけていくのと
色や空間をとらえて、そこから輪郭をみつけていくのでは
感覚も自由さもケタ違い。それは絵だけでなく、日常の中でも。

はじめに決めてしまった輪郭や線は、無意識に自分の世界を小さくしているのかも。

 

水府支所アトリエ

移住している水府地区の支所に、アトリエができました

水府支所の統括が、あいているスペースを自由に使っていいよ。と
アトリエにすることを提案してくださったのです。素晴らしい!
地域の役所にアトリエがあるなんて、画期的です。

支所が開いている時には、誰でも見に来ることができます。
アーティスト不在の場合もありますので、その際は水府支所の職員に声をかけてください。
常陸太田市内のアチコチで仕事をしているので、なかなか1日中は
水府支所にいられないのですが、アーティストがいる日を、設定しようと思います。
いろいろ準備中ですが、決まり次第発信していこうと思います。

場所は水府支所3階。この画像の左側が林、右側がミヤタのアトリエ。

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ミヤタアトリエは、地域の皆さんがココに来て
制作をしたり、交流をしたりできる場所にしたいと思っています。
いろんな仕組みを考え中。。。
もちろん「水府コイノボリプロジェクト」スペースも準備中◎

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〈ミヤタコーナーに置いてある作品をチラっとご紹介〉
1.ヒタチオオタクッション
常陸太田・金砂郷・水府・里美の4地区の地図を拡大し制作したクッション。
市職員や地元の人達にも難しいパズルになっています。
イベント時には常陸太田に座るクッションに。
子ども達には常陸太田をめちゃくちゃにする遊び道具に。

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2.自分みくじ
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何も書いていないけど、何も書いてないからこそ、運命の選択肢が果てしないおみくじ。
運命を左右するのは、自分自身。なにかをつくりあげるのも、信じるのも自分自身。
信じないのも自分自身。言葉にするのも自分。言葉にしないのも自分。
私がすんでいる家の隣のおじいちゃんは、おみくじは信じないらしい。
おみくじを信じる人、おみくじを信じない人、自分を信じる人、信じない人、皆の自分みくじ。


つづきは、また。。。
ぜひぜひ水府支所アトリエにお越しください。

 

上河合ベンチづくり

7月6日、常陸太田の1番南。南の入り口

上河合町で、ウェルカムベンチ制作!!!

上河合の小学生、ボランティアの高校生、
大学生と共に真っ白なベンチに絵を描くワークショップ。

小学生、高校生、大学生約50人を3チームにわけ、
日頃なかなかペンキを使わない、キャラクターや漫画を描くことが多い子ども達に、
ググることなく見本を見ることなく頭をひねらせ、地元や生活を描いてもらいました。

ベンチ制作の前に、
みんなに描いてもらう絵のテーマかきしてたら・・・
子ども達が群がってきて、文字に色を染め出した。私の入るスキなし。最高。
きっちり、ぬり絵してくれる子ども達に、もっと自由にはみ出してもいいよ
って一言いうだけで、爆発しだすのがすばらしい。最高。

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制作するベンチは全部で10台。1台はアーティスト3人用。
のこりの9台を3チームにふりわけ、制作開始!

1チーム3台のベンチを担当。
3台のテーマは「山・草花・通学路」「川 ・田んぼ・ 生き物」「空 ・食べ物 ・思い出」
1チームをさらに3つにわけ、1台描いたら2台目、2台目を描いたら3台目、
とリレー形式で制作。

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見守っていたお母さんお父さんもいつの間にか一緒に夢中に・・・
そして無論、私も夢中に・・・

自分たちがイチから創造して描くことも重要だけど、
誰かが描いた上から、誰かのつづきから絵を描くことにより、
自分では想像しないような解釈や感覚の絵まで飛び出てくる◎

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地元の風景や想いがつまった10台のベンチが完成!
楽しすぎて全てのベンチの写真を撮れず・・・

この10台のベンチは、河合駅をはじめ上河合町の各地に設置予定。
こんな地元愛ベンチが常陸太田全体につながって
100台200台500台・・・と広めていきたい。

地域の力、多世代の関わりは強くてオモシロい。

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