ミヤタユキ blog

上河合ベンチづくり

7月6日、常陸太田の1番南。南の入り口

上河合町で、ウェルカムベンチ制作!!!

上河合の小学生、ボランティアの高校生、
大学生と共に真っ白なベンチに絵を描くワークショップ。

小学生、高校生、大学生約50人を3チームにわけ、
日頃なかなかペンキを使わない、キャラクターや漫画を描くことが多い子ども達に、
ググることなく見本を見ることなく頭をひねらせ、地元や生活を描いてもらいました。

ベンチ制作の前に、
みんなに描いてもらう絵のテーマかきしてたら・・・
子ども達が群がってきて、文字に色を染め出した。私の入るスキなし。最高。
きっちり、ぬり絵してくれる子ども達に、もっと自由にはみ出してもいいよ
って一言いうだけで、爆発しだすのがすばらしい。最高。

20140710_1

制作するベンチは全部で10台。1台はアーティスト3人用。
のこりの9台を3チームにふりわけ、制作開始!

1チーム3台のベンチを担当。
3台のテーマは「山・草花・通学路」「川 ・田んぼ・ 生き物」「空 ・食べ物 ・思い出」
1チームをさらに3つにわけ、1台描いたら2台目、2台目を描いたら3台目、
とリレー形式で制作。

20140710_2

見守っていたお母さんお父さんもいつの間にか一緒に夢中に・・・
そして無論、私も夢中に・・・

自分たちがイチから創造して描くことも重要だけど、
誰かが描いた上から、誰かのつづきから絵を描くことにより、
自分では想像しないような解釈や感覚の絵まで飛び出てくる◎

20140710_320140710_4


地元の風景や想いがつまった10台のベンチが完成!
楽しすぎて全てのベンチの写真を撮れず・・・

この10台のベンチは、河合駅をはじめ上河合町の各地に設置予定。
こんな地元愛ベンチが常陸太田全体につながって
100台200台500台・・・と広めていきたい。

地域の力、多世代の関わりは強くてオモシロい。

20140710_5

里山サニサンまつり2014

竜神峡のこいのぼりまつりで皆を楽しませた後、
傷んでしまったコイノボリ達は処分されてしまう。
色落ちしたり、シッポがボロボロだったり・・・
そんなコイノボリを頭からシッポまでアートしよう!
と始まった『水府コイノボリプロジェクト』

6月14日に 里山ホテル  ときわ路 で開催された
「里山サニサンまつり2014」で、
コイノボリエコバックワークショップをやらせていただきました。

サニサンの求心力・・・
本当に素晴らしいイベントでした。最高!!!

テニスコートブースにて、
ハサミとボンドとコイノボリさえあればできる!
コイノボリエコバックワークショップスタート!

20140620_120140620_220140620_320140620_420140620_520140620_620140620_720140620_820140620_920140620_1020140620_1120140620_1220140620_1320140620_1420140620_1520140620_1620140620_1720140620_1820140620_1920140620_2020140620_2120140620_2220140620_2320140620_2420140620_2520140620_2620140620_2720140620_2820140620_2920140620_3020140620_3120140620_3220140620_3620140620_3520140620_3420140620_3320140620_3720140620_3820140620_3920140620_4020140620_4120140620_4220140620_4320140620_4420140620_45

めっちゃおもしろかった!サニサンまつり!
多いかなと思ったエコバックも、全部なくなりました。
たくさんの子どもやオトナが、自由に楽しそうに
コイノボリをさばいていました!!盛り上がったなぁ
ずっと盛況で、最後の10分しか見て回れなかったのが残念。。。

スキをみて、私も作ってみた。
そして、最後の10分でお目当ての作家さん、
友常みゆきさんの真鍮ブローチと武藤比呂子さんの作品を購入!

20140620_4620140620_47

 それにしてもヒタチオオタ、アツいです!!!最高◎

コイノボリのアレコレ

じわじわぐるぐる動き出している
『水府コイノボリプロジェクト』

20140602_1

地域の皆さんと関わりながら、地域の皆さんと一緒に
同じリズムとペースで進められるといいな。と思いながら

いろいろ作ってみたりしてます。

20140602_220140602_320140602_4

ロゴもタグも考え中・・・・

20140602_5

水府コイノボリガーランド

鯨ヶ丘商店街の皆さんから、鯉のぼりまつりにあわせて
商店街を飾る何かをつくって展示したい。という提案をいただきました。
そこで、水府コイノボリガーランドを制作することに◎
水府地区の施設に展示させていただきたい!ということで

水府地区にある郷土文化保存伝承施設「こしらえ館」で陶芸を習っている
お母さん達にも手伝っていただきました。急なお知らせにも関わらず、集まっていただき感激。


20140503_1 
20140503_2
いつも、ものづくりをしている皆さん。さすがです!コイノボリの活用法が出てくる出てくる・・・
こういうのにしたらいいんじゃない?
スカートとかーエプロンとかー。
と、いろいろアイディアを出しながらもサクサクとガーランドを作りまくる!

20140503_320140503_4
「こしらえ館」にも飾ってもらいました!
そして、さすが水府のお母さん。軽トラにも!おしゃれ爆発です。

20140503_5

ガーランドづくりの傍らで、隣のおばあちゃんからもらった
ビックサイズ!のタケノコをゆでてもらいました。いい色!!!

そしてそして、鯨ヶ丘商店街の皆さんとも大量に制作しました。
この後も、各自たくさんのガーランドを作ってお店に飾ってくださいました。
鯨ヶ丘商店街の新しい「鯉のぼりまつり」がはじまる予感・・・
来年は、もっとたくさんの方と関われるように考えたいと思います。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA

水府コイノボリプロジェクト始動

竜神峡の「鯉のぼりまつり」で使用され、
お役目を果たしたコイノボリの頭からしっぽまでアートしよう!
ということで、やっとこ始まってきました。

『水府コイノボリプロジェクト』

前回、保管している小学校の体育館にいって数匹もらってきたのですが・・・
( 参照:前回のコイノボリブログ

それでとりあえず、エコバックつくってみました。めっちゃかわいい!
これもって歩いていると、けっこうな頻度で声をかけられます。
若い人からおばあちゃんまで◎

20140423_1

しっぽや口はボロボロになっても、まだまだ美しいコイノボリ!
実家で洗濯しながら、壮大なプロジェクトに思いを馳せます・・・・

20140423_220140423_3

本日の茨城朝日一面に常陸太田AIR載せていただきました〜
左下には「コイノボリバック」も。すでにお問い合わせが数件きているそう。
ありがとうございます!!!


20140423_4

第1回アートミーティング in 常陸太田(後編)

第1回アートミーティング in 常陸太田(今の常陸太田AIR)に必要なのは、
地域の皆さんにアートプロジェクトってなんなのか。ってことや
アートって平面とか立体とかだけじゃない。ってことを伝えることだと思った。

なんでもアートって言うけど、本当はアートってとてもシビアに選別されたもののひとつで。
でもそんな選別され分化された中でも、やはり宇宙くらい大きくて自由で、なんでもアートになり得る。
人が息をしたり歩いたりするように、やり方も感覚も生まれた時に本能として備わっているんだけど
生活をしていく中で、なんとなく薄れていってしまう真の創造性としての芸術的感覚。
創造することは、絵を描くこと、目に見える触れるモノをつくりあげるコトだけじゃない。
関わることのなかった誰かと誰かを空間でつなげること、その誰かと誰かが創造性をもって行動すること。
その瞬間をみた他の誰かが、その空間に新たな創造性を持って入り込もうとすること。それが連鎖していくこと。
コミュニケーションや日常がアートそのものにもなる。

他者に創造的影響を与えること。芸術家がいることで、創造力が水の波紋のように広がること。
個々が想像し創造することで、地域のすべてのアクションにおいて選択肢が広がること。
私は、それが、地域に暮らす芸術家(アーティスト)の役割だと思っている。

で、そのプロセスがまるごと芸術になり得るのだと思う。





そして、そんなことを地域の人にじわじわと
感覚的に理解してもらいたい!と、佐藤悠をゲストに「いちまいばなし」をしてもらった。

「いちまいばなし」は、その場にいる人その空間にしかできない物語を
その場に立ち会う1人1人がつくりあげていくワークショップ。
まさに、アートプロジェクトをつくりあげるプロセスそのものが30分で体験できる!

談論する場。そんな場所をゆるやかにつくり出してくれるのが佐藤悠の「いちまいばなし」だ。
アートミーティングでは、定員30人×3回の「いちまいばなし」を行った。
地元の方、市内外の方、いろんな世代や職業の方が集まってくれた。
現代芸術に慣れ親しんでいない地域の方が、アーティストと共に物語(アートプロジェクト)を
創っていく感覚、様々な感覚と立場の市民が自己の個性を出しながらも、ひとつの
未だ見ぬ結末に向って進んでいく過程と、いくら無茶苦茶であっても何かしらに辿り着く、
無用なできごとが大きな何かに変わる、何かを成し遂げた、一体感と高揚感を体感することができた。

20140130_120140130_220140130_320140130_4

現代アートなんてわけわかんねぇな!と言っていた近所のおじいちゃんおばあちゃんが、
帰り際には、「これもアートか!みんな違うことを考えていても面白いコトができるもんだな。」
とか「この場所自体がアートなんだな!」とかといっていたのが印象的で嬉しかったなぁ。

「いちまいばなし」の詳細まで書くと、読んでもらえないほど
支離滅裂な長文になりそうなので・・・

「いちまいばなし」のコンセプトや深い話については、
こちらを読んでみてください。本当にいいこと言うなぁ悠くん!!
20140130_5

会場の旧郡戸幼稚園体育館には、大子のダンボールアーティスト、ヤマダヨシカズさんの
巨大な作品も出現!!子どもも大人も大はしゃぎでした。

アートミーティング、次回をお楽しみに◎

第1回アートミーティング in 常陸太田(前編)

1月26日(日)、第1回アートミーティングin常陸太田を開催しました。
会場は、アトリエにもなっている旧郡戸幼稚園(金砂郷地区)。
想像以上に市内外からたくさんの方にお越しいただき、すばらしい時間をすごせました。
アートミーティングってなに?にもすこーし触れながら、前後編でおとどけします。

20140128_1
アートってなに?現代芸術ってなに?絵画じゃないの?
彫刻じゃないの?作品って、アーティストって、なんなの???

そんな疑問に日々答えながら生活しているのですが、
そもそも、水のように、すくっても指の間からとおりぬけ
無色透明でほんの少し何かの力が加わると色を変え、味を変え、
ちょっと目を離したすきに気体にも固体にも変わっていく現代芸術。

なかなか地域の皆さんにも全てをお伝えすることは難しい。
ということで、町内会や会社の会議のように、アート会議しちゃおう!
と真夜中にひらめいたのでした。

現代芸術会議、アート会議じゃ堅苦しい・・・というご意見多数で
この会議的イベントは、「アートミーティング in 常陸太田」に決定。

_____________________________________

【会議】(かいぎ、英: meeting:ミーティング)
関係者が集まって相談をし、意思決定をすることである。
またはその集合のこと。会議を行うために設けられた部屋を会議室という。

会議は、組織において最も重要な人間と人間との間の意思を伝達する手段である。特に民主主義を標榜する集団に於いては、議決機関は常に会議の形を取り、多数で相談の上で決定する。ただし、現実的に独裁的的な場合には、形式だけの会議が行われて提出された動議がただただ承認される、ということもある。

会議は、組織において非常に一般的かつ普及したものであるが、組織の多数の者は、会議があることを当然に思っているので、会議が適切な計画と実行に結びつかない限り、会議そのものが貴重な資源の著しい浪費になりうることを忘れてしまっている。

このような会議が持つ重要性に照らして、会議を考案するファシリテーターという専門職が近年登場した。

_____________________________________

とウィキペディアにはあります。
上記の中でアートミーティングにつながりそうなキーワードは
「集合」「人間と人間の意思を伝達する手段」「ファシリテーター」
というところでしょうか。

会議と言っても、皆で机に座ってひとつの指標を決めたり、
何か目的に向って意見を言い合うだけではありません。言語化できないアートを
ゲストアーティストのワークショップなどをとおして体感し、
じわりじわりとアート的感覚が芽生え、地域の皆さんのアートに対する
視点や解釈の自由さと寛容性を高める時間になればいいと思っています。

20140128_220140128_3

アートミーティングでは、移住アーティストにこだわらず
全国各地から、地域の方々の脳みそをパーーン!として新しい感覚を
呼び起こしてくれるようなアーティストをゲストとしてお呼びします。
アートミーティングを続けることで、このゲストアーティストが
地元のおじいちゃんやおばあちゃんになっていくことも目標のひとつ。

長くなりましたが・・・・・
第1回アートミーティングのゲストはアーティストの佐藤悠しかいない!!!
と夜中に即電話し、即スケジュール確保。
そして開催へとつながったのでした。

_________________

佐藤 悠(sato yu)プロフィール

一見何も無いところから、誰かが関わる事で表現が紡がれてゆく現場を作っています。
Webサイト:http://yusatoweb.wix.com/yusato

1985 三重県生まれ
2011 東京芸術大学先端芸術表現科修了 現在同博士課程在籍
主な展覧会、参加企画等
2009「六本木アートナイト」出展(ホテルアイビス/六本木)
2012「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」出品(十日町市/新潟)
2012「黄金町バザール2012」参加(黄金町/横浜市)
2013「東京インプログレス リバーサイドツアー」参加(隅田川/東京都)

_________________

なんで佐藤悠?も含め、
佐藤悠×常陸太田は後編で。

 

莇平(アザミヒラ)集落、小正月

日比野克彦先生が2003年よりアートプロジェクトを展開している
新潟県十日町市莇平(アザミヒラ)集落の小正月にいってきた。

20140113_120140113_2

明後日朝顔プロジェクトからはじまり、生活にアートがどんどんと流れこみ
じわじわとしみ込んで、10年経った今では日々の営みや神聖な儀式となっている。
莇平という地を感じるために、莇平の人々に会うために。
毎年多くの若者や芸術家たちがやってくる。
アートがなければ関わることさえなかった人達。

                   20140113_320140113_4 
20140113_520140113_620140113_7

親戚よりも親戚のようにはしゃぎまくる。

莇平の人達はアートを想い、アーティスト達は地域を想う。
もはや、莇平にアートなんて存在しないのかもしれない。
それくらい、自然のモノになっている。生きる芸術をみた。

      20140113_820140113_9

20140113_1020140113_1120140113_12

とりあえず、私もはしゃぎすぎて、全身筋肉痛で声ガラガラ

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
元旦の常陸太田、快晴でぽかぽか陽気です◎

今日は朝から、町内の新年会に参加させていただきました!
(盛り上がりすぎて、写真撮れず…)
たくさんの地域の方が、「さーっぱりわかんね!」と言いながらも、私達を受け入れてくれます。
芸術を地域に活かそうと真剣に考えてくれています。
本当に心から感謝しています。

今年もがんばります。
みなさま、よろしくお願いいたします。

画像は、近所にあるお気に入りの公園。

20140101

水府のコイノボリ達

私の移住している常陸太田市水府地区は、竜神峡の「鯉のぼりまつり」が有名だ。

県内や全国各地から送られてきた、コイノボリ達。
毎年、1000匹のコイノボリが竜神峡を泳いでいる。

美しいコイノボリも、長い間雨風にたえ、しっぽが破けたり色あせたりしてしまう。
お役目を果たしたコイノボリは、毎年平均100匹くらいは処分していると聞いた。
家庭の空を泳ぎ子どもの幸せな将来を願い、水府の空を泳ぎ多くの人を楽しませたコイノボリ達。
そんな物語や想いのつまった文化そのものであるコイノボリ。できれば捨てたくない・・・

ボロボロになったコイノボリも、まだまだ使えるところがあるはず!
ということで、コイノボリが保管してある小学校に連れて行ってもらった。

宝の山!!!!!!!!!!
3000匹くらいいるらしい!!!

終始、興奮おさまらず・・・とりあえず
捨てちゃうコイノボリください!!!とお願いしてきました。

20131227_120131227_2

さぁ、これから、コイノボリで、いろいろ、やります。