渡部智穂 blog
「地元三十六景」 版画ワークショップ (後半)
版画ワークショップ<前半:版作り>に引き続き、
7月23日(土)24日(日)は、
版に色を付け、足踏みで刷り上げました。
子供達は、
お母さんやお父さんと一緒に作業出来ることが
とても嬉しそうでした!
去年に引き続き参加してくれた子供達もいました。
前回は少ししか出来なかったことが、
今回は、ひとりで出来るようになっていたり、
とても頼もしく成長していて、嬉しいビックリを感じました。
みんな、顔や手にインクをたくさん付け、
カラフルな版画を沢山刷りました!
作品も工房の雰囲気も元気いっぱいでした。
日曜日は、たまたま大人だけが集まりました。
全員が甘いものを持って来てくださり、
食べつつ、おしゃべりしつつ…
子供たちが多かった土曜日にくらべ、
のんびりとした雰囲気を楽しみました。
版に色をつけたら、
その上を足踏みして版画を刷ります。
いろいろな色を重ねれば重ねるほど、
この時の驚きや発見は大きくなります。
完成した作品を一部紹介!
常陸太田市での、
「地元三十六景」版画ワークショップは、
今回が最後です。
沢山の方が、
自らの生活の中のお気に入りを
版画にしてくださいました。
ありがとうございました。
沢山のことを、教えて頂きました。
版画は印刷物(ポスター・挿絵など)としての歴史をもちます。
それは、人に何かをアピールし、伝えてきたということです。
新しい土地で生活を始めると、ローカルな情報を沢山知ります。
観光地としてはここが有名だが、実はあそこのあの時期の景色は素晴らしいとか、
〇〇町の~さんは、物知りで話すととても面白いとか、
この店は有名だが、私はあの店の蕎麦が気に入っている…など。
とても面白い!
私は、この皆さんのローカル情報やお気に入りを
生活という視点からとらえた観光資源として、可視化できたら、
この地域の味わい深さを発見・再認識できるのではと考え、
この「地元三十六景」という企画を立ち上げました。
気持ち良いくらいにバチっとはまったこともありましたが、
実際は、
このねらい通りにはいかなかったことの方が多かったように思います。
私の力不足ですね。
しかし、
私の考えと作品の素晴らしさは
別の話です!
素敵な作品を沢山見せていただいたと思っています!
今回のワークショップで出来上がった作品の
それぞれを展示する場所を見つけ、
常陸太田での「地元三十六景」は閉じたいと思います!
////////////////////////////////
「地元三十六景」とは、
地域の皆さんが自身のお気に入りを、
地元の名所名物として認定するプロジェクトです。
日々の生活を共にする、あなたの大切なお気に入りが、
“版画ポスター”として地域を彩ります。
////////////////////////////////
7月 の 『こどものおえかき教室 Poco a Poco』
月一回のおえかき教室
Poco a Poco(ポコアポコ)の日でした。
そして、
今月は人物モデルを描きました。
実際に人物を見ながら描ける経験は
貴重で贅沢です。
ポコアポコの生徒たちは
初めての体験でした。
モデルを引き受けてくださったのは、
塩原慶子さんです!!
モデルさんは、
動けないことも辛いですが、
一番は眠気との戦いです!
子供たちは、
初めての経験に戸惑いながらも、
真剣に描いています!!
色々な学年の子供たちが同じ課題に取り組んでいるので、
それぞれのペースに合わせて声をかけます。
塩原さんの特徴をとらえています。
まつ毛一本一本丁寧に描けています。
横顔ですが、奥にチラチラと見える
まぶたや頬など、よく観察できています。
眠気と戦う塩原さんが
寄り目で耐えている瞬間を
とらえていました!!
自然光の中で描いているので、
光と影の具合は刻々と変化します。
そのことに気が付いて、
影が変わってしまった…と相談してきてくれました。
残念ながら、先生は太陽を巻き戻せないのです…無念。
しかし、よく気が付いたと思います。
それだけ良く見て描いているということです。
素晴らしいです!
絵具を混ぜて色を作ることに挑戦しました。
絵具セットの肌色が、
モデルさんの肌の色と違うことに
自分で気が付いて、相談してきてくれました。
よく、気が付けました!
大きな一歩です!!
8月は「静物画」に挑戦します。
「地元三十六景」 版画ワークショップ (前半)
常陸太田生涯学習センターにて
版画ワークショップ<前半:版作り>を行いました。
6月25日(土)
この日は、
親子で参加の方が何組かいらっしゃり
賑やかなワークショップとなりました。
子供たちは、
お母さんと一緒に出来ることを
楽しんでいるように見えました。
慣れない素材や作業に迷いながらも、
意志をもって取り組むことが出来たことが
素敵でした。
たまに、お母さんが手を貸してくれたことに
「ちがーーーーう!!」と声が上がっていました。
とても賑やかで楽しい版が完成しました!
次回、版画を刷ります。
6月26日(日)
子供が多かった土曜日とは雰囲気の違う
大人の日となりました。
大人の日といっても、
しっとり粛々とした感じではなく、
昨日より盛り上がっていたように思います(笑)
みなさん、パワフルです!
昨年参加してくださった方は、
事前にどういうものを作るのか
計画をたて、臨んでいました。
版作りが終わり、タイトルを考えています。
そして、この日は
刷りに挑戦する方もいらっしゃいました。
首にタオルを巻いて気合い充分です!
版にインクを付け、
足で踏んで刷りあげます。
ワークショップの終わりには、
刷りあがった作品を見て、
自然発生的に講評会が開かれていました!
////////////////////////////////
「地元三十六景」とは、
地域の皆さんが自身のお気に入りを、
地元の名所名物として認定するプロジェクトです。
日々の生活を共にする、あなたの大切なお気に入りが、
“版画ポスター”として地域を彩ります。
////////////////////////////////
こどものおえかき教室 『Poco a Poco』 6/20
こどものおえかき教室『Poco a Poco』
2回目のお教室は、
先月に引き続き名画の模写です。
前回の続きに取り組む子や、
新たな名画に取り組む子。
それぞれのペースで進みます。
今日は教室に来たときから、
気が進まなかった様子の彼。
フェルナン・レジェの模写をしていますが、
あまり集中できず…
途中から、地図の絵本に切り替えてみました。
レジェはフランスの画家なので、
フランスの場所を見つけ、
国旗やお城、エスカルゴなど、フランスについて調べました。
小学一年生。
気分ののらない日もあるよね。
2時間、よく我慢できました!
丁寧に描いています!
新作のフリーダカーロの自画像に挑戦。
どこより先に唇に色を入れるハイセンスに吃驚します。
背景の植物、
口髭、
肌の色や髪の毛の様子など、本当によく観察できていました。
7月は、人物モデルを招いての
人物画に挑戦。
きっと貴重な体験となるでしょう!
肌の質感や髪の毛の色やうねり、
モデルのキャラクターなど、
描きどころは沢山。
次回が楽しみです。
『地元三十六景』 竜っちゃん乃湯に登場
「地元三十六景」版画作品が
水府地区にある『竜っちゃん乃湯』にて
ご覧いただけるようになりました!!
竜っちゃん乃湯は、竜神峡近くにある
お風呂や食事が楽しめる施設です。
蕎麦やお風呂、
水府地区を感じられる風景などを含めた
計7点の版画作品が並んでいます。
全て、版画ワークショップで地域の皆さんが
制作してくださった作品です。
本日5月26日は、26(風呂)の日!(毎月開催)
入浴料300円引きということもあり、
沢山のお客様がお風呂を楽しんでいらっしゃいました!
お風呂上がりの方々が沢山
足を止めてくださっていました!
水府地区では、
天下野郵便局
竜神峡 水府物産センター2F 森の風
こしらえ館
にて、『地元三十六景』版画作品をご覧いただけます!
そのほかには、
鯨ヶ丘商店街くじら屋、
金砂郷地区こめ工房、金砂郷小学校、子供センターうぐいす
に設置されています!
そして、今年も
『地元三十六景』版画ワークショップが開催されます。
本企画が最後のワークショップとなるかもしれませんので、
気になっている方、興味がある方は、
是非ご参加ください!!!
現在、申込み受付中です!!
↓↓↓
↓↓
↓
こどものおえかき教室@かなさごう児童クラブ(第2回目)
第2回目の日でした。
前回の続きを行う子達。
新たな名画【ゴッホ作:ひまわり】に取り組む子。
とても真剣です!
「できましたー!」と見せに来てくれ、
少しだけアドバイスをして、
また「できましたー!」と見せに来てくれる…
そんなやり取りを2、3回繰り返して、
フェルメールの真珠の耳飾りの少女が
どんどん完成していきました。
みんながどんどん作業を終わりにしていく中、
彼は、
アドバイスがあるなら全部聞きたい!と言うので、
タイムリミットの“お迎え”が来るまで、
見本の絵を見ながら、
細かい所まで2人で確認しながら見ていきました。
「まだ、終れない!」と言うので
次回もフェルメールに取り組むことになりました!!!!!
納得するまで続きます。
〇お知らせ〇今年も版画ワークショップ「地元三十六景」開催します!
今年は
A日程:6月25日(土)・7月23日(土)/時間:13:30~15:30(両日共に)
B日程:6月26日(日)・7月24日(日)/時間:13:30~15:30(両日共に)
の、どちらかを選択して頂き、メールでの事前お申し込みを頂くように致しました!
A・B両日程共に先着で
10名の募集になります。
親子での参加も大歓迎です!
大人から子供まで、楽しめるワークショップとなっております!
昨年は、3歳~70代の方々にご参加いただきました。
今年も、皆様のご参加をお待ちしております!!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
お申し込み先:j36kei@gmail.com
①制作者のお名前・年齢(年齢は子供か大人かを知りたいので御記入頂いております)
お子さんのみが作る場合は、お子さんのお名前。
お子さんとお父さんが別で作る場合は、お子さんとお父さんのお名前をご記入ください。
②希望日程 A or B
をご記入の上、お申し込み先までご連絡ください。後日、返信メールにてご案内申し上げます。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
【場所】常陸太田市生涯学習センター(駐車スペース有)
【参加費】無料
【持ち物】一日目には、布・紐・レース・リボン・包装紙など、お家にある不要な素材をお持ちください。
【注意】油性インクや木工用ボンドを使用しますので、汚れても良い服装でお越しください。
去年行ったワークショップの模様はこちらから、
ご覧いただけます!
↓↓↓
↓↓
↓
地元三十六景・版画ワークショップ 2週目
版画ワークショップ「地元三十六景」 3週目スタート!
////////////////////////////////
「地元三十六景」とは、
地域の皆さんが自身のお気に入りを、
地元の名所名物として認定するプロジェクトです。
日々の生活を共にする、あなたの大切なお気に入りが、
“版画ポスター”として地域を彩ります。
////////////////////////////////
こどものおえかき教室 始まりました!
おえかき教室が始まりました。
月1~2回の、のんびりした教室です。
教室は自由参加で
参加するか、しないかは
子供たちがそれぞれ決めます。
なので、
この教室のお約束は、
「自分でやると決めたのだから、なにがなんでも
あきらめない!投げ出さない!」です(笑)
はじめのうちは何度か、
おまじないのように
この言葉を唱えましたが、
次第に集中していき、
長い子で、トイレを忘れて2時間びっちり集中していました。
今回模写用に用意したのは、
フェルメール
ピカソ
フリーダ・カーロ
フェルナン・レジェ
の作品ですが、
全員がフェルメールを選びました。
輪郭の細かな表現を丁寧に追っている子や、
肌の表情を色を手掛かりに描いている子など、
それぞれがそれぞれのフェルメールを描いていました。
描いてみると、実物が観たくなるようでした!
是非、機会があれば
見に行って欲しいです!!!
真剣に見比べています!
ピニャータ作りでは集中できなかった子が
この模写という作業では、驚く位に集中し、
楽しいと呟きながら取り組んでいる姿を見て、
選択肢が多いことの大切さを感じました。
このお絵描き教室がなかったら、
私は、この子の集中力や良い目を持っていることに気が付けなかったし、
アート的なことはあまり好きじゃないのかな~…と勘違いするところでした。
早く仕上げたいから、
今月もう一回来て欲しいな~というので、
再来週の教室を約束してきました。
こどものおえかき教室『Poco a Poco (ぽこ あ ぽこ)』 始めます!
こどものおえかき教室を始めることになりました!
かなさごう児童クラブ(児童クラブの子供達向け)と
鯨ヶ丘商店街にある「Cafe+1」の2階(一般小学生向け)で行います。
教室の名前は『Poco a Poco』 (読み:ぽこ あ ぽこ)と言います。
Poco a Pocoとは、スペイン語で「少しずつ」という意味です。
この教室では、
昔の名画の模写行ったり、
静物や人物を見て描く…といった、
お絵かき教室らしいことを行います(笑)
チラシには、
講師:渡部智穂となっていますが、
本当の講師は、ピカソだったり、
フェルメールだったり、
若冲だったり(豪華講師陣!)、
花瓶の花や、果物です。
現在、常陸太田市には、
いろいろなアーティストが訪れ、
地域の中でアートプロジェクトを展開し、
様々な協働の場や、コミュニケーションの場が生まれています。
私自身も現在そういった活動を行っています。
また、今年の秋には大きな芸術祭も開かれ、
この状況は、さらに盛り上がるかもしれません。
私自身、とても楽しみです!
しかし、それと同時に
美術館のないこの地域で、
アートに触れる=アートプロジェクトに参加するという、
特殊というか、
極端な環境を生むことにはならないだろうか…も思ったりもします。
この、こどものおえかき教室で行うことが、
こういった状況のバランスを図る役目を持って機能してくれたらと、
思っています。
そして、子供たちにとって、
アートの多様な世界をのぞける
小さな窓になればと思います。
⑤ウェルカム ピニャータ ワークショップ(割る)/ぐんど児童クラブ
②ウェルカム ピニャータ ワークショップ(計画をたてる・前編)
③ウェルカム ピニャータ ワークショップ(計画をたてる・後編)
④ウェルカム ピニャータ ワークショップ(つくる)
はこちらから↑↑↑
▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼
4月18日(月)
今日は「ぐんど児童クラブ」にて、ピニャータを割りました。
彼らにはピニャータ割を行う前に、
1、何をイメージして作ったか
2、作るときに工夫したところは何か
という2つの質問について発表してもらいました。
ぐんど児童クラブのみんなとは、
今まで色々なものを作ってきましたが、
自分たちが“作ったものについて話す”というのは、初めての挑戦です!
みんな頼りない感じで話してくれました。
たとえ上手に出来なくても、
少しずつこういう機会を増やしていきたいと思っています。
ついにお待ちかねのピニャータ割のスタートです。
男の子が多いので、みんな元気いっぱいに叩きます!
動きが大きくて、写真がブレブレです(笑)
4月から児童クラブにやってきた新1年生に、
入学をお祝いするためのピニャータなんだよ!と説明すると、
嬉しそうに、「ありがとうございます!」とお辞儀していたのが
微笑ましかったです!
うまく叩けても、空振りしても、
大爆笑で大盛り上がりでした!
叩きすぎて、お菓子もボロボロでしたが、
それでもとても楽しそうでした!
天井が高く、
吊るしているロープが長いので、
その分、ピニャータが大きく揺れ、
当てるのが難しかったようでした!!
春休み前から計画をたて、
ピニャータ作りを体験 した子供たちは、
ピニャータ割りを楽しみつつも、
壊してしまうことに、複雑な思いを持っていたことを、
お菓子を食べながら教えてくれました。
ピニャータ割りしか体験していない子供たちは
またやりたーーーいっ!!と言っていましたが・・・(笑)
学ぶところから始まり、ピニャータ割まで
一か月以上かけて作り上げてきた
『ウェルカム ピニャータ』ワークショップが
無事に終了しました。
『ピニャータ』というメキシコの独特の文化を、
常陸太田の子供達らしく、楽しめたと思います!
よくできました!!!